8月6日より、ブラジルのリオデジャネイでオリンピックが開始されました。開会式の映像のごく一部と感想を記録しておきます。
ブラジルの女性大統領が汚職疑惑で職務停止中のため、大統領代行が開会宣言をする事態に。そんなブラジルではありますが、開会式イベントは立派に、美しく、楽しく実施されました。・・ロアシのソチ2014の時には五輪の電光サインの一つが開かなかったのですが。
花火の演出も大規模でした。次回、東京ではスタジアムが「木造」なので、火気が使えません。どう解決するか・・・全てLED照明にして徹底的にエコにしますか。
ブラジルの歴史を紹介する場面では、ブラジルの国土に初めてポルトガルの船がやってくるところがありました。歴史的事実としては、原住民の王国に蓄えられた貴金属の略奪と植民地建設が目的でした。そのあたりはさらりと描写するだけ。
のちほどの選手団入場の場面でも、ポルトガル代表団には大きな声援が起こり、スペイン代表にも同様でした。何百年前の西洋人による残虐行為よりも、その後の産業発展や文明の基礎を残したことへの貢献を称える気持ちと、ラテン系移民や混血による融合の文化でしょうか。
日本人移民の貢献もこのようなダンスで紹介されました。中央のダンサーは、日本からのサンバが専門の女性です。
前半のプロジェクションマッピングを多く使ったダンスの演出や歌の演奏は素晴らしい出来栄えだったと思います。
ブラジルは人種だけでなくどの面をとっても、diversity すなわち 「多様性」を特徴とするの国です。
さて、百何番目かに日本選手団の入場。
日の丸の小旗にブラジル国旗も振っていました。素晴らしい演出でした、他の国にはこんな場面がなかった。
また、選手の行進では、スマホ撮影や、デジカメの自撮り棒を取り出す人はいません。他の国の行進では、旗手以外は多くの選手がスマホで撮影していました。
スタジアムの所定の場所に収まってからは、日本選手もスマホを取り出して記念撮影をしていました。それもよい思い出となることでしょう。
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1964年の東京オリンピックの画像があります。
(引用 http://www.joc.or.jp/past_games/tokyo1964/story02/ )
整然と軍隊行進スタイルで、昼間のトラックを進んでいます。
赤と白のユニフォームは、基本、変わっていませんね。国旗の配色から抜けられないのかな。
オリンピックの旗、入場。ブラジルの公的な著名人が運びます。
サンバの地元、Rioのチームが演奏しながら入場。
聖火の入場。
点火。
この球形の聖火容器が、ワイヤーで吊られて上昇しました。
スタジアムの上部で、非常に豪華な立体的シャンデリアに囲まれた聖火。
またしても、無数の花火が点火されました。
コルコバードの丘に建つキリスト像もライトアップされています。
上記画像引用:NHKテレビ(1964年東京五輪を除く)
20年位前に、この丘に行ったことがあります。コパカバーナ海岸にも。
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