朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

Paper reviews

2008-01-25 | Weblog
仕事の風景です。
 あるお役所からの依頼で書類の評価作業をしています。CDに収められた書類(1件あたり数十ページ)が40枚。黒表紙で綴じた紙ファイルが20冊送ってきました。これらを読んで、別のCDにあるエクセルの評価表に点数とコメント数行を記載します。
 これが日本での典型的なやり方。
 これでも以前は、キングファイルに10冊とか紙だけで送ってきましたので。多少は電子化されたのでしょう。
 でも、こんなに大量のCDを焼いて、所定の人に間違いなく宅配で送りつける方法では、とても「効率化」されたとは言えないと思います。
 さて、欧米の学会でpaper reviewを担当しました。右の画面(抜粋)はその一部です。
サーバーに全ての論文と評価用紙、名簿、指示書などが収容されていますので、ウェブで必要な情報にアクセスしてレビューし、結果を所定の場所に書き込みます。
 この方法は大変効率的ですね。国際宅配も必要ないし。reviewerが審査論文を呼び出す時も、ワンタッチ。40枚のCDをごそごそ探し出す手間もありません。セキュリティもCDを送ったり、返送したりするよりも格段に確実です。ウェブではログインする毎に記録が残ります。書き込み後も締め切り時間までは修正変更が可能です。
 しかも、このソフトウェアは、リマインダ送信、受け取り確認、集計など、自動的に実行します。
 日本の役所とその作業を委託した機関は遅れていますね。非効率な分、人件費がかかっています。(税金のむだ)
 
 
コメント (1)
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