この本は、アライン・アモン(Aline AMON)さんが、チンパンジーの言語学習の歴史について書いたものです。元静岡大学の心理学者・岡野恒也さんによる翻訳で、1979年に、玉川選書101として、玉川大学出版部から出版されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。
本書の内容は、以下のように、全15章からなります。
- 話をする動物:事実か作り話か
- モージズとグァとヴィッキー
- なぜチンパンジーか
- ウォッショーがウォッショー郡にやってくる
- かたことからアメスランへ
- ウォッショーは「もっと」欲しがる
- ウォッショーはテストに合格する
- ウォッショー語
- サラの「プラスチック言語」
- 文法を理解するチンパンジー
- ブルーノとブーイー:そして再びウォッショーへ
- チンパンジーの子どもたち
- プラスチックの部屋のラナ
- ヤーキーズ語の学習
- 次は何?
本書は、著者のアライン・アモンさんが、チンパンジーのウォッショーに興味を持った二人の子供達のために書いたそうです。ちなみに、ウォッショーは、アメスラン(アメリカン・サイン・ランゲージ)と呼ばれる手話を覚えたチンパンジーのことです。