チンパンジーの知能 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:1978-01 |
この本は、元静岡大学・日本女子大学・愛知みずほ大学の動物心理学者・岡野恒也[1926-2003]さんが、チンパンジーのサチコを自宅で飼育しながら実験を行った結果が書かれています。1978年に、ブレーン出版から出版されました。
本書の内容は、以下のように、全4章からなります。
- なぜチンパンジーを研究するのか
- 道具の使用
- ことばの使用
- 知能と社会的行動
このチンパンジーのサチコは、1961年夏から著者の岡野恒也さんの自宅で飼育されました。当時、日本モンキーセンターの世話でサチコを手に入れたそうで、業者は生後6ヶ月と言っていたそうですが、岡野恒也さんは、発達状態から1歳4ヶ月と推定したそうです。このサチコの自宅飼育と実験は、当時の日本では初めてのことです。その後、サチコは、多摩動物公園で飼育されました。