悲劇のチンパンジー―手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命 (自然誌選書) 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:1988-12 |
この本は、科学ジャーナリストのユージン・リンデン(Eugene LINDEN)さんが、実験動物として使われたチンパンジーの顛末について書いたものです。1988年に、元静岡大学の岡野恒也さんと柿沼美紀さんによる翻訳で、どうぶつ社から出版されました。
本書の内容は、以下のように、全5部18章からなります。
Ⅰ.不満の徴候(1章~5章)・Ⅱ.チンパンジーが人間にかみつく(6章~9章)・Ⅲ.人間がチンパンジーにかみつく(10章~12章)・Ⅳ.かすかな希望の光(13章~15章)・Ⅴ.あわれな仲間たち(16章~18章)という構成です。
- 人間を映す鏡
- 手話による会話
- 目まぐるしい日々
- 主役たち
- どろ沼
- 下火になる
- セコイアの死
- チンパンジーが人間にかみつく
- ゴリラのココとマイケル
- ふえすぎたチンパンジー
- 人間がチンパンジーにかみつく
- 一時的な怒り
- ルーシー、アフリカへ
- 野生に帰す
- 人間の影のなかで
- 本音
- 移りやすい関係
- あわれな仲間たち
本書では、実験動物として使われ脚光を浴びたチンパンジーがその後どのような運命を辿ったかについて書かれています。