人類学のススメ

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チンパンジーの本29.悲劇のチンパンジー

2011年04月06日 | M6.霊長類の本:チンパンジー[Chimpanz
悲劇のチンパンジー―手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命 (自然誌選書) 悲劇のチンパンジー―手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命 (自然誌選書)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:1988-12

 この本は、科学ジャーナリストのユージン・リンデン(Eugene LINDEN)さんが、実験動物として使われたチンパンジーの顛末について書いたものです。1988年に、元静岡大学の岡野恒也さんと柿沼美紀さんによる翻訳で、どうぶつ社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全5部18章からなります。

 Ⅰ.不満の徴候(1章~5章)・Ⅱ.チンパンジーが人間にかみつく(6章~9章)・Ⅲ.人間がチンパンジーにかみつく(10章~12章)・Ⅳ.かすかな希望の光(13章~15章)・Ⅴ.あわれな仲間たち(16章~18章)という構成です。

  1. 人間を映す鏡
  2. 手話による会話
  3. 目まぐるしい日々
  4. 主役たち
  5. どろ沼
  6. 下火になる
  7. セコイアの死
  8. チンパンジーが人間にかみつく
  9. ゴリラのココとマイケル
  10. ふえすぎたチンパンジー
  11. 人間がチンパンジーにかみつく
  12. 一時的な怒り
  13. ルーシー、アフリカへ
  14. 野生に帰す
  15. 人間の影のなかで
  16. 本音
  17. 移りやすい関係
  18. あわれな仲間たち

 本書では、実験動物として使われ脚光を浴びたチンパンジーがその後どのような運命を辿ったかについて書かれています。

Linden1988


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