日本人種論争の幕あけ―モースと大森貝塚 |
この本は、元愛知医科大学の解剖学者、吉岡郁夫さんが、日本人種論の歴史について書いたものです。副題には、モースと大森貝塚とあります。1987年に、共立出版から出版されました。
本書は、以下のように、全6章からなります。
- 序章.日本人はどこから来たか:日本人種論の変遷
- 第1章.大森貝塚の発見
- 第2章.『大森介墟編』の刊行
- 第3章.モースのプレアイヌ説
- 第4章.プレアイヌ説をめぐる論争
- 第5章.むすび:外国人による日本人種論
本書は、大森貝塚を発見して調査した、アメリカの博物学者、エドワード・シルベスター・モース[1838-1925]の人種論を中心として書かれたもので、大変、参考になります。