雑誌『ドルメン』は、1932年4月に創刊された雑誌です。当時の、人類学・考古学・民俗学等の動向がわかるものです。ちなみに、「ドルメン」の意味は、表紙にもあるように支石墓のことです。この雑誌は、岡 茂雄［1894－1989］が1924年に岡書院を創業して、人類学や考古学を支援する意味で創刊されました。ちなみに、岡 茂雄は、著名な民族学者の岡 正雄［1898－1982］の兄です。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。
第1巻第6号は、1932年9月に出版されました。本号の内容は、以下の通りです。但し、目次の順に打ち込みましたが、実際の頁順とは異なります。
- 武蔵國久良郡石川中村穴居記（白井光太郎）
- 白井博士と樹木學（武田久吉）
- 雑誌叢欄
- 學界彙報
- 似せ物語（八木奘三郎）
- ポリネシヤ人の故郷（伊波普猷訳）
- チェツコスロヴァキアの旅（小牧実繁）
- 沖縄の旅４（濱田青陵）
- 古考學的小説
- 日本遠古の文化３：縄文土器の終末（山内清男）
- 外貌と内容：民俗採集誌２（早川孝太郎）
「ドルメン」第1巻第6号目次（＊画像をクリックすると、拡大します。）