外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

7月29日午前の東京外国為替市場概況と、ポンド円相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-07-29 14:30:13 |    -ポンド円
■本日7月29日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

ユーロやポンドのドル相場は比較的小幅での揉み合いを継続する中、ドル円相場だけが、前日の流れを伸ばし、87.15円付近へと円高に推移しています。昨日続いて、今日はキウイ円が急落した影響を受けている模様です。政策金利を予想通り引き上げたものの、声明の内容が嫌気されたのかもしれません。

■今日の通貨フォーカスはポンド円相場です。

昨日の取組みは失敗でした。上値を越えても、イメージよりブレークアウトは無く、MPCの議会証言でギブアップという結果です。しかし、内容の割には、下落は限定的だった印象があり、ユーロポンド相場も一時的にポンド売りになったものの、直ぐにポンド高水準へ引き戻されました。



ドル円が軟調なことから、もう一段の押しが入り26日の高値付近へ下落するようなら、もう一度だけ135.50付近でポンドを買ってみます。同じく26日の安値水準となる、134.30を割り込むようなら一旦はストップとし、上値は重かった137円台入り口前後となる137.00付近を目先の目標とします。高値越えでは、やはりもう一度買い増しを視野に入れ、139.00を目指したいところです。

本夕には、英国経済指標の発表があり、悪化した場合には、なるべく安いコストでのエントリーを模索して、少しでも有利な入り方をしたいイメージです。
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以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。
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7月28日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月29日「FXフラッシュ1400」

2010-07-29 14:15:12 | ☆外国為替を読む
■7月28日水曜日の総括です。

27日の終盤は軟調に推移した株式市場も、28日に入って円安を好感した東京株式市場を中心にアジア市場が堅調に推移しました。途中、豪州の指標悪化が、オージー売りを誘い、クロス円が下落しましたが、直ぐに反転するなど、欧州序盤まで主要通貨は底堅く推移しました。

その後、BOE(イングランド中央銀行)の金融政策委員会による議会証言で、消極的な発言が相次いだものの、ポンド売りは限定的でした。

米国時間で発表された経済指標は軒並みの悪化となり、ドル円がリスクを回避する円買いを強めたことで、一時ポンドやユーロもドル売りが優勢でしたが、ベージュブック公開を控えて、直ぐに調整されました。
ベージュブックの内容は、主に景気回復の鈍化が確認された内容となり、ドル円が下落を強める中、クロス円の売りが、ユーロやポンドの対ドル相場を押し下げる展開でした。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



株高やポンド安の支援を受けて、前日高値越えを伺う動きを見せましたが越えられず、その後も1.3000を挟んで揉み合う展開でした。

ポンドドル相場



MPC(金融政策委員会)の議会証言を受けて一時軟化したものの、直ぐに値を戻し、その後上値を1.5636付近まで伸ばす展開でした。

ドル円相場



オージー円の下落で一時的に下落したものの、直ぐにクロス円の買いと見られる支援もあり、88.10円付近まで上昇した後、87.23円付近まで下落する展開でした。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は2連騰から反落したものの下げ幅は限定的でした。債券市場は再び買いが優勢となった模様で、10年債の利回りは、引けの時点で再度3%を割り込みました。金相場は、前日の下落から若干戻して引けているようです。ここ数日で急速に強まったリスク後退ムードから調整の一日だった印象です。
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今日の通貨フォーカスはポンド円相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
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