外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

7月07日午前の東京外国為替市場概況と、ポンド円相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-07-07 15:01:05 |    -ポンド円
■本日7月07日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

調整相場の色合いが強いのか、まちまちな展開です。ドル円は下値から戻しの上昇後、寄付き水準へと反落する一方、ユーロドルは高値から調整の下落を継続しています。ポンドドルは前日の終値水準で揉み合っています。

■今日の通貨フォーカスはポンド円相場です。

ポンドの相場観として、対ドルは買い、対円は売りと、一致していませんが、ドル円の下落基調を考えれば矛盾はしていません。


ポンド円の日足は、下落トレンドに矛盾は無く、現在は三角保合いの最中に見える中、雲や各線がレジスタンスになっています。



4時間足では、6月初旬の下落で作ったレンジをどちらにも抜けておらず、揉み合いの最中ではあるものの、下旬から現在までは下落基調です。ここ一週間ではペナント状に収束していますが、日足同様に上には雲や各線がレジスタンスとなっており、下落リスクを考えます。



133円台前半には多くの抵抗が見えることから133.00前後でポンドを売り、これらの線を突破と同時に雲の上抜けとなる133.60付近で一旦はストップです。下値割れでは追いかけるか、売り増すイメージをして、目先は8日の安値手前の130.50付近を目標にします。
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以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。

浅野のつぶやきと、AM外国為替テクニカル分析 - 7月07日、ユーロドル相場

2010-07-07 14:55:13 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

久しぶりのAMテクニカル紹介になりました。
以前にも少し触れましたが、米国市場でリスク警戒感が高まると、これまでの公式からいえば、ドル買いでした。安全資産云々への逃避買いが根拠でした。

しかし、このところのリスク警戒感はドル売りという説明が散見されます。確かにドルを基準に見れば矛盾になるものの、昨日の堅調な欧州株式市場を見れば、ユーロを買う根拠にはなっています。

ただ、リスク懸念後退というのは、やや言い過ぎにも思い、せめて逃避先から資金が戻りつつある・・・程度がバランスの良い表現に感じています。

気になるのは、ユーロの金利が上昇しつつあり、債券売りの株買いという良い連鎖によるものならいいのですが、報道にもあったように、買いオペの再出動が検討されていることを信じた場合、流動性が低下し始め、過剰な資金需要から金利が上昇し、最後にはその他資産を切り崩してユーロを手当てしているのだとすると、あまり良い現象ではないように思います。
米国市場が明ければ収まると思っていた金利上昇は昨日も継続していたようですし、気になっています。

さて理由は何であれ、ユーロの底堅さが目立ち、日足はいよいよ雲の中へと入り込みました。5月21日の高値の1.2670はあと少しで届きませんでしたが、この先はどのような展開が予想されるのでしょうか。

では、本日もアセンダント、山中康司さんの相場解説を動画でお届けいたします。
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7月06日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月07日「FXフラッシュ1400」

2010-07-07 14:40:39 | ☆外国為替を読む

■7月06日火曜日の総括です。

東京時間は、元IMF要人で現在は米国の大学教授の発言で、円高に推移しました。内容は、中国の不動産バブルや欧州の銀行破たん懸念に言及したもので、リスクを回避するドル買い円買いが強まった模様です。日経新聞に掲載されていた、中国が日本国債を買っているという報道も円買いの材料との見方もありました。
その後、オーストラリアが政策金利を据え置き、アジア経済の強さを確認するコメントを発したあたりから円買いドル買いの動きは反転し、株高を背景に巻き戻しが強まりました。

欧州時間に入っても、株高、ドル売り円売りの流れは継続しましたが、カナダの住宅指標が大幅に悪化して上値が重くなった後、米国のISM指数の悪化が駄目押しとなり、リスクを回避するドル買い円買いが進行しました。

ただ、ユーロについては、リスクを回避する流れが強まる中でも買いが優勢でした。特段の買い材料は見当たらないものの、終始堅調だった欧州の株式市場が一因のようです。指標の悪化で米国経済の鈍化が目立ったことに加えて、EUの金融緩和政策が延長される可能性についての報道も、株式市場の支援材料になった印象です。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



東京時間に1.2480付近へ沈んだ後、1.2660付近の高値までほぼ一方的に上昇しています。

ポンドドル相場
(番組ではユーロの画像が出てしまいました。お詫びいたします)


東京時間に1.5080付近へ下落したあと、1.5225付近へ上昇しましたが、ユーロポンド相場が上昇を強めたことで、ポンド売りが上値を抑えた印象です。

ドル円相場



朝方の円高で87.40付近へ下落後、88円目前まで上昇しました。米国時間に入り、北米の各経済指標が悪化したことでリスクを回避する円買いが強まり、一時87.35付近へと下値を更新する下落となりました。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は弱い経済指標を受けても、前日の下落分を回復する上昇を維持。債券市場はリスク警戒感をやや強め、価格は上昇し、利回りは下落しました。金相場はユーロへと資金が戻っているのか、続落しています。
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今日の通貨フォーカスはポンド円相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
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