少し目を離していたところ、ドル円が87円台ですか・・・。
リスク回避ならクロス円暴落・・・が、頭をよぎりましたが、何とストレートが上昇していますね。どうもドルが全面安のようです。
市場では根拠を何に求めるでしょうか。今のところECBの短期オペでデフォルトリスクが後退といったところなのでしょうか。流動性がひっ迫しないための策だとは思いますが、これで期日はどうにか乗り切りそうな気配ですね。ただ、借りたお金を返すために借り直す状態は、誰が見ても健全ではないのは明白です。
ポンドが調子よくドル売りに参戦しているようですが・・・ユーロポンドは上昇しており、ユーロドルより上昇が鈍ければポンドドルが上昇しても、計算上はあり得ますから・・・。ポンド下落派としてはクロスが絡むとなかなか複雑です。
スウェーデンが利上げですね。この辺も何だかんだで欧州圏の利上げ期待がドル全面安の材料にもなっていそうです。米国の値動きと終わり方を見て、考えてみたいと思いますが、景気後退の材料でリスク回避のドル買いにならないようだと、少し危険な展開もありそうなので、そのあたりを注目してみます。
では、また明日、お目にかかりましょう。
浅野 敏郎