外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

7月20日午前の東京外国為替市場概況と、ポンドドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-07-20 14:55:23 |    -ポンドドル

■本日7月20日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

先週末にドル円が86.25円水準へ下落した割に、昨日は底堅く推移した流れをくんでいるのか、どちらかといえば、円高も一服感が強い印象です。ユーロポンド相場が象徴するように、ユーロドルは高値圏、ポンドドルは安値圏で様子見相場といった状況です。

■今日の通貨フォーカスはポンドドル相場です。

週足では、雲の中に居続けられずに再度雲の下に出た相場は下落を示唆する一方、日足では依然として上昇を示唆しており、お互いのチャートは一致していない状況です。基本は様子見としながらも、もう一度だけ、ポンド買いを模索してみます。

ユーロポンド相場が上昇の反転基調を維持し、ポンドは下落気味に推移しています。ただ、対ドル相場でユーロとポンドが反対の動きを続けるには限界があり、ユーロドルが底堅い限り、ポンドドルの下落も限定されるかもしれません。



日足では、サポートラインと基準線が1.5055~80付近で近くに位置しており、その下には遅行スパンの雲の上限となる1.4997、12日安値1.4945、現在の雲の上限1.4875と、サポートには事欠かない状況です。円高推移しているドル円が、上値を重くする一因ですが、上昇チャンネルを抜けない前提に立って、



基準線の手前の1.5100付近でポンドを買い、1.50を割れるようなら1.4990付近で一旦はストップです。15日高値手前の1.5450付近を目先の目標とし、高値越えならレジスタンスラインに沿って、タイミングによっては1.5600付近が視野に入ります。
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以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。
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7月19日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月20日「FXフラッシュ1400」

2010-07-20 14:40:53 | ☆外国為替を読む
■7月19日月曜日の総括です。

先週末に発表された米国経済指標が弱く、株式市場が下落を強めたことで、ドル売りが進んで終了した流れから、ドルが売られ過ぎとの観測によって、月曜日はドルが買い戻される動きの中で寄付きました。ただ、東京市場が祭日で休場だったこともあり、その後は小幅に揉み合ったあと、欧州の早い時間では、アイルランド格下げのニュースで、ユーロ売りが一時強まりました。しかしその後まもなく、クロス円と見られる円売りでユーロやポンドが上昇しましたが、円売りの背景には、大手米国金融紙記事が一因との見方があります。同紙では、85円付近で円高が継続した場合、日本は追加的な緩和策が必要との見解が示されました。その間、ユーロ圏の経済指標が悪化する発表がありましたが、下落幅は限定的でした。

米国時間に入り、序盤に発表された経済指標は堅調だったものの反応は薄く、その後発表された消費者信頼感が悪化するとドル売り円買いが進む展開でした。ポンドは対ユーロ相場で下落を継続し、対ドル相場でも上値が重い展開を継続しました。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



欧州時間で一時1.29台を割り込んだものの、長くは続かず、終盤は1.29台半ばから後半で推移しました。

ポンドドル相場



1.5300を挟んで揉み合った後、ポンド円の上昇に連れて一時1.5350付近へ上昇しましたが、以降は上値が重く、1.52台前半へ下落後、安値圏での揉み合い引けとなりました。

ドル円相場



クロス円と見られる円売りで一時87円台に乗せましたが、米国指標の悪化を受けた形で86円台へ下落する、往来相場となりました。

その他の米国市場の動き

株式市場は先週末の大幅下落から買い戻しもあってやや戻す展開だった一方で、債券相場は底堅く推移し、利回りは僅かに続落した模様です。金相場も僅かに続落と、景気回復懸念が強い中、商品市場全体が軟調でした。
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今日の通貨フォーカスはポンドドル相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
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