外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ユーロドル相場テクニカル分析とこれからの経済指標(11月13日)

2009-11-13 20:05:29 | ☆相場分析-ユーロドル

今日のテクニカル分析は、ユーロドル相場をみてゆきましょう。



昨日はチャートポイントとなった1.4940を割り込み、想定から30ポイントオーバーシュートして1.4820水準まで下落したユーロドルは、現在買い戻しが優勢となって1.48後半へと上昇しています。

金相場の下落タイミングといい、過去3ヶ月間のサイクルから見ても、調整相場開始の合図に見えています。

再度、高値更新でストップとして、売りでエントリーする水準を探しましたが、良い場所がありません。実は、今日の下値を抑えた日足一目均衡表の基準線と転換線が並ぶ水準は、再度相場が下落して通過する際の、良いエントリーポイントになります。

ただ、せっかく反転相場になっていることもあり、過去2日間のレンジの、50%戻し辺りで売りを小額だけエントリーしてみるイメージです。
金相場で言えば、ちょうど1113ドル辺りが戻りのターゲットになりそうですが、週末を前にリスクは最小限にしておくと良いでしょう。


◇これから欧米市場にかけて発表される経済指標など、イベント予定

19:00 EUR      ユーロ圏第3四半期/国内総生産 (QoQ)
実際  -   予想  0.60%  前回  -0.20%

22:30 USD      9月貿易収支
実際  - 予想  -32.00B 前回  -30.70B

22:30 USD      10月輸入物価指数 (MoM) 
実際  -   予想  1.10%  前回  0.10%

23:55 USD      11月ミシガン大学消費者信頼感指数
実際  -   予想  71.20    前回  70.60

18:50 日米首脳会談
24:30 エバンズ・米シカゴ地区連銀総裁講演(パリ)
(未定)ドイツ5賢人委員会報告

重要度から行くと米国貿易収支ですが、サプライズな内容にならない限り市場への影響は限定的だと思います。

相場の関心は、ドル買いの調整相場を延ばすのか、再度ドル売りへ転じるのかが気になっている模様です。金や株価動向には充分注意しましょう。
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チャートで見る、東京外国為替市場本日寄り付きから17:00までの相場概況(11月13日)

2009-11-13 19:17:05 |    -ドル円

先ず始めに、ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が11月12日に切り替わる、今日の日本時間午前7時時点のドル円相場は、



前日NYK終値と同水準となる90.36円辺りで寄り付いた後、早い時間に90.40円の上値を試す展開でしたが動意がなく、小幅揉み合いながら90.13円まで下落後、後場が終わるまでは、15銭から25銭の狭いレンジでの取引となりました。

その後、日本時間17:00現在までの間に、後場の上値を抑えていた25銭を超えると、再び40銭まで上昇しましたが追随もなく、90.30円を中心として小幅な揉み合いとなっています。

◇変動要因の考察
東京時間

今日の東京時間は、完全に様子見相場となりましたが、ユーロやポンドの対ドル相場が小幅揉み合いながら、上昇していたことで、クロス円は底堅い展開でした。

欧州時間

欧州時間に入ってにクロス円に溜まっていた上昇圧力により、薄くなった引け際の市場で噴出した観があり、ユーロ円は134.45付近、ポンド円は150.30付近まで上昇しています。

16:00にはドイツのGDPが発表されました。前期比、前年比共に僅かに改善した内容でしたが、相場上昇に勢いをつけるには至らない程度の反応でした。

東京時間17:00現在、ユーロドルは1.4875、ポンドドルは1.6645の各水準で取引されています。
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本日フォーカスするテクニカル分析の通貨はユーロドル相場ですが、ここで一旦ページを改めます。
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外国為替テクニカル分析(11月12日)-お休みしますが、ゴールドドルチャートを表示しました

2009-11-13 15:02:55 | ☆外国為替を読む

本日11月13日、午前の東京外国為替市場の動きです。

昨日のドル買いから緩やかに反転する、調整相場といった展開で、特段の動きは今のところ見られません。

注目の金相場は、



スポットベースで、1103ドル台で寄り付いた後、1100ドル台を一瞬覗く展開から、1106ドル台中盤へ戻す展開です。
今日の通貨フォーカスはお休みです。夜のFXフラッシュをお待ちください。
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以上、このブログ記事は、動画「FXフラッシュ1400」で視聴できます。
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外国為替市場、11月12日の総括と、11月13日午前の東京市場の流れ

2009-11-13 14:41:16 | ☆外国為替を読む

11月12日の外国為替市場の流れから。

対ドルでそれぞれ異なる水準でもみ合っていた主要通貨相場は、今週前半の動きを帳消しにするような反転相場となりました。

ユーロドル相場



昨日の為替市場を引っ張った主役は、ユーロドル相場でした。
前日11日の下落から、東京時間をかけて徐々に上値を取り戻していた相場は、1.50台に乗せ直して欧州時間を待つ展開でした。11日はこの時間から踏み上がりましたが、昨日は反対に下落。今週の下値を支えていた1.4940を割り込むと、米国時間に入って下落が加速し、一時1.4820付近の下値を付けました。その後は週初のギャップ水準となる1.4850前後で揉み合いました。



ドル円相場



上値が重い中で、米国時間を迎えるまでは揉み合い相場を継続していたドル円相場は、90円台へ再度載せるとそのままドル買い気配が継続。今週の上値となっていた90.30をこなした勢いで90.60円水準の高値をつけました。その後は調整的な売り戻しが入り、90.30を下値に揉み合いながら引けました。


ポンドドル相場



過去2日に渡って、既に下落していたポンドドル相場は、他の通貨がドル買いを強める中でも、1.65前半の下値を維持し、結局1.65の20から80のレンジ相場に終始しました。


◇変動要因の考察
欧州時間以降、ドル買いで一貫していたユーロドル相場でしたが、背景には金相場の下落が指摘できます。欧州時間序盤では約1123ドル近かった金のスポット相場が、1102ドル台で引ける下落を見せており、昨日のドル買い相場の主役になっていました。

加えて、弱かった欧州経済指標やECBの月例レポートが弱気な内容だったことも、ユーロの上値を終始圧迫していたと考えられます。
また他にも、
・シンガポールで開催されていたAPEC財務相会議に絡んで、強いドルを支持する旨の発言が各国から聞こえていたこと
・夜半過ぎにユーロドルが一段下げた背景とされる、ドイツ金融機関が新たに資本注入を受けたニュース
などがドル買いを支援したようです。

◇その他の市場
そのほか、金相場でのドル買いが強まった結果、資源国通貨も概ね対ドルで売られました。米国株式市場は反落した結果、債券市場は上昇しており需給懸念は一応、過ぎ去った模様です。
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本日の通貨フォーカスはお休みですが、XAUUSD(金ドル)チャートを表示しましたので、動画「FXフラッシュ1400」で視聴できます。
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