今日のテクニカル分析は、ドル円相場をみてゆきましょう。
◇ドル円相場、欧米市場予想
G20では、ドル安に対する言及が無かったことで、ドル売りへの安心感が再浮上する中、東京時間は、クロス円の買いが優勢となって、ドル円相場は逆に円売りドル買いで推移する展開でした。
ただ、円が安くなったタイミングでは、共通のテーマであるドル売りが出やすく、クロス円で持ち上がったところを戻り売りとするのが機能しそうです。
ドル円2時間足チャートを見ますと、10月27日から上値抵抗線が効いており、戻り売りの水準を示唆しています。一方で下値は89円台の居心地が悪そうに、入っては短時間で90円台に戻す展開となっています。
上値抵抗の背景は、下降している日足一目均衡の雲が要因と見ることができますが、今後はその影響も中立となり、不安定となる点、注意が必要です。
暫く90円40銭から50銭に差し掛かる上値ラインをレジスタンスに、2日の下値となる89.20円をターゲットとします。上値レジスタンスを超えても、91円台は重いことが想定されるため、ストップゾーンはそれ以上に設定するイメージです。
◇これから欧米市場にかけて発表される経済指標など、イベント予定
20:00 EUR 独9月鉱工業生産 (MoM)
実際 -
予想 1.40%
前回 1.70%
22:15 CAD 10月住宅着工件数
実際 -
予想 155.00K
前回 150.00K
*ユーロ圏財務相会合 (時間未定)
*国際決済銀行(BIS)中央銀行総裁会議 (時間未定)
本日は、先週末から一変して、主要な経済指標発表は殆どありません。
その代わりに、各金融会議から聞こえてくるコメントや、証券および格付け会社から発表される個別銘柄に対する投資スタンスの情報などが変動のきっかけになりそうです。また、今週は国債の入札が、各国で予定されており、金利の思惑相場にも注意してください。
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