今週のIMM残高分析では、オージードルのロングが、いよいよスクエアに近づく動きとなっていました。相場はそれを物語るようにパリティを大きく割り込み、安値圏で揉み合っています。
今週末発表されるデータは2日前の市場終了時点のものですが、さてショートまで売り越されているか、スクエアで様子見か、今後のオージー相場を占う点で注目しています。
それにしても、比較的長いスパンで取引しているであろうあのシカゴ筋ですら、ポジションがロングなったり、ショートになったりと、相場に合わせてポジションが変動しています。
一方、日本の取引所や事業者が単独で発表しているポジションは、概ね同じ方向に傾いたまま、多少前後する程度です。
確かに証拠金を預けると、それを対価に売買している錯覚にはなりますが、証拠金はあくまでアセットであって、決済した時の精算用資金です。取引する際には、例えばゲームセンターでコインを買うように、一度、ドルやユーロをプレイする形に替えた上で(正確には借りた上で)、それを売ったり買ったりするわけで、決して預けた資金を外貨に換えて売買している訳ではない点、もう少しフットワークが軽くなると、日本時間でもある程度、変動する相場になるのではないか…と考える次第です。
自動売買もある程度、収益が上がっていなければ、これほど流行するとも思えませんが、リスクを最小限に、プロフィットもそこそこというのは、トレンドが出ている相場では非常に勿体ない気がします。近年では、相場の動と静があまりに極端な印象がありますが、これはこれで、短期過ぎる売買で直ぐにスクエアになってしまうことが原因だと推測しています。
日本時間の市場が動かない理由は、やはりなかなか見つけ難しく、何が良い悪いは、やはり言い切れないのかもしれませんね。
最後になりますが、本日のForexTVジャパンの「FXフラッシュ1930」は都合によりお休みいたします。
ご了承ください。