こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
数日前に、閃きFXの動画で、ポンドの下落相場に取組み、安値を1.5600前後としましたが、実際に1.5611まで下落した相場は現在、戻し調整を行っているように見えます。
どこまでを短期トレンドの戻し相場とし、あるいは下落を再開するとすればどこまで行くのか、今日は浅野のコメントをご紹介します。
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8月月初のドル売りの流れで、心理的節目にもなっていた1.6000の大台を幾度か挑戦したものの突破できませんでした。上値が重くなり始めていた10日は、FOMC発表を受けて再度上昇したものの1.59台が既に遠く、昨日のドル買い相場で1.56台前半まで一気に下落しました。
1.6000の突破を試した時の高値1.5995と、10日の安値1.5708を第一波動として、その値幅分を、FOMC後の高値1.5906から下ろした、いわゆるN計算値は、1.5619となり、昨日の安値の1.5611と概ね一致します。
つまり、今回の下落はN波動を完成したことになり、一旦の達成感はあるものの、FOMC後の高値である1.5906を上回らない限り、短期的な下落トレンドは継続すると見ています。
ご覧のチャートはプロスティックスチャートの時間足です。
一目均衡表の雲は上値レジスタンスとして重要ですが、FOMC以降の下落幅の50%戻しと、13日以降の雲の上限が、1.5760前後で一致していることから、相場が戻すようなら、この水準でポンドを売ります。下落相場で一旦揉み合った1.5800前後の上限となる1.5820を越えるようなら一旦はストップです。下値目標は7月27日の上昇のきっかけになったと見える1.5500前後を想定します。
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さて、二匹目のドジョウは住んでいるでしょうか。
見方によれば、陰線4日目となる今日、下げきれなければリバーサルパターンに見えなくもありません。ただ、週足などでは、今週は包み足となっており、こちらの下落リバーサルが勝っているように見えてしまいます。今週を先週の始値より安く引けた場合、来週は週足雲の下限となる1.53台半ばへ向けた、下落相場が想定できます。
ここ数カ月の上昇相場は、週足雲の下限を割り込まない限りまだ可能性を残しており、ここ数日の下落はその調整相場との判断も成り立つだけに、意外とその水準までは落ちやすいというのは、良くある話です。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎
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