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外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

2月12日のユーロドル相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-02-12 19:50:51 | ☆相場分析-ユーロドル

◆今日のテクニカル分析は、ユーロドル相場です。

ギリシャ問題が、ユーロ主要国の単独支援を得るという形で進み始め、ユーログループが加盟国を直接支援するという前例を作りたくないシナリオはどうにか達成されたようにも見えます。しかし、所詮はユーロ域内同士の救済という観点では、ユーロ懸念は払拭されずにいます。



昨日の安値は、戻り安値をつけた5日の1.3585からあと10ポイントに迫る下落を見せたことで、戻り売りが出やすい地合とみてユーロ売りの入り口を模索します。

月足でも雲の中に入り始めた相場は、雲の上限となる1.3710がレジスタンスとなるでしょう。詳細を分析するために2時間足に目を移すと、一目均衡表の基準線が1.3705付近にあることから、こちらで戦略を練ってみましょう。



本日の高値となる1.3695の手前でユーロを売り、今後雲の上限となる1.3750を上に抜けるようなら一旦はストップというイメージです。下値を割り込むタイミングでは、ストップ売りで追いかけることを念頭に入れ、目先の下値目標は遅行スパンが交わる基準線水準の1.34中盤辺りを想定します。

◆最後に、米国経済指標の発表予定をご覧ください。



ギリシャ問題に焦点が集まり過ぎ、ドル要因がかすんで見えますが、ユーロが混迷を深めるほど、ドル買い円買いへと回避する流れが再開するかもしれません。その際、リスク回避先として米ドルを選べる状況にあるかどうかは指標などで常に確認する必要があります。万が一、ドルに対するリスクも高まるような状況では、円の独歩高という展開も念頭に入れる必要がありそうです。
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