外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

リーブ オーダー【LeaveOrder】

2007-07-18 10:39:54 |   -FX実用相場用語

取引の注文方法はいろいろあるが、現在動いている取引価格に対して、直接売買を注文する方法をマーケットオーダー(成行注文)というのに対して、現在価格ではない価格での売買注文を、予約する形で注文先に預ける注文方法を、総称してリーブオーダーという。

リーブオーダーには、ご存知のとおり指値注文、逆指値注文、OCO、IFD、IFDOCOなどが属する。

注文を置く(リーブ)という言い方は、一般的ではないかもしれないが、現在一般的にこの意味で使われている“注文を仕掛ける”という言い方も、業界的にはあまりそぐわない。罠を仕掛ける・・・のように、注文をある水準で構えておくとうニュアンスは判るが、仕掛けるという言い方は、相場を動かしに行く時に使われるのが一般的だ。

「20のストップを付けに、買いを仕掛ける。」とか、「チャートポイントを壊しに売りを仕掛ける。」などのように使う。

こぼれ話
ボイスブローカーが全盛だった頃は、各担当によってはいろいろなリーブオーダーを預かったものである。

ある日、「ここから1円下まで10銭刻みで50本ずつ買い下がってくれ!」というリーブオーダーをとある銀行から預かったことがある。個人的には、この銀行は絶対に売ってこないと思い込んでいたが、そんなことはお構い無しだった。

勿論、自行の買いオーダーに売りを浴びせることもあり、その時はオーダー分を差し引いて取引額を告げなければならない。忙しい時はまさに“あっち向けホイ”状態で、反射神経だけで仕事をしていた覚えがある。

あまり一般的ではないこのやり方について尋ねたが、ディーラーはディーラーで顧客に成行注文を打たれまくっていた様で、リーブオーダーの管理まで手が回らず、ブローカーにリーブ管理を任せたら・・・ああなった!そうだ。

顧客とプロバイダーの関係ではあったが、まさに運命共同体だったのは事実だ。



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