相場変動の原因は群衆心理が一要因だとする考えがあるように、不特定多数の投資家が上昇か下落のどちらを予想している人が多いかで、相場の方向性を探ろうとするもの。
ForexTVジャパンの番組にもなっているように、IMMの取組み残高を分析する方法があるが、人の割合より、具体的なポジションの偏りの大小で、IMM通貨先物市場の参加者が、具体的にどちらの相場方向を見ているのかを探ろうとするもので、こちらも代表的なブル・べア指標だ。
単純に“多勢に無勢”とばかりに、多勢に付くアプローチがある一方で、偏り過ぎると反転の前兆ともされており、なかなか難しい。
こぼれ話
報道業界では、不特定多数が興味あるトピックだと視聴されるため、どうしても少数が興味ある報道はなかなかされない傾向がある。逆に言えば、報道される内容は、多くの人が興味を持っていることの裏返しでもあることから、昔の為替業界では、通貨に関する報道や特集が組まれると、“そろそろだね”というのがコンセンサスだった。まさに、“偏り過ぎると反転の兆し”ということだ。
しかし、昨今ではインターネットの普及や情報の多様化などで一気に情報が伝わり、常にどちらかへ情報が偏り過ぎている状況が続いているのだろう。最近の相場が行き過ぎたり、トレンドの進行ペースが早いのも、こうした状況を裏付けていると感じている、今日この頃だ。
最新の画像[もっと見る]
-
相場が難しいのは何処だろう…五里霧中の原因とは 1年前
-
スコットランド国民投票まであと2日…開票プロセス等について 10年前
-
スコットランド国民投票まであと2日…開票プロセス等について 10年前
-
(4)各通貨のネット増減比較をブレークダウンする-IMM分析番組を最大に楽しむ方法 10年前
-
(4)各通貨のネット増減比較をブレークダウンする-IMM分析番組を最大に楽しむ方法 10年前
-
(4)各通貨のネット増減比較をブレークダウンする-IMM分析番組を最大に楽しむ方法 10年前
-
(4)各通貨のネット増減比較をブレークダウンする-IMM分析番組を最大に楽しむ方法 10年前
-
(3)前週と比較した各通貨のネット残高増減推移-IMM分析番組を最大に楽しむ方法 10年前
-
(2)各通貨のネット残高-IMM分析番組を最大に楽しむ方法 10年前
-
(1)ドル円の相場推移と対円におけるドルのネットポジション変化-IMM分析番組を最大に楽しむ方法 10年前