外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

GBPUSD 目標値の把握とMPC議事録後の展開への具体的施策

2007-07-18 15:53:17 |    -ポンドドル

2.04台に乗せたのもつかの間、本日は東京時間にもかかわらず2.05台を実現し、ドル売りが先行する形になっています。

ドル円も122円台は重く、昨日のシナリオには出しませんでしたが、122.50円手前売りの戦略も機能しています。

本日夕刻には英MPC議事録の発表があります。
前回の議事録発表後の反応は、据え置いたにもかかわらず内容が利上げに対して強気との判断で、ポンド売りのトレンドを反転させるような動きにまでなっています。

ポンドは7月月初に利上げを行いましたが、年内に少なくともあと一回の利上げは既に織り込み済とはいえ、「加藤 レポート」にもあるように、国内のインフレはかなりひどい様子であり、BOEへの不満はピークに達しているとの報告も見られます。

議事録内容はかなりタカ派なものを予想していますが、かのカナダ同様に、もう一段上昇を望むためにはこのところ日々大台を更新してきた相場で、後半を掴んだロングの掃除をしに来る可能性を考えざるを得ません。

特に本日などは東京市場でありながらポンド買いが旺盛なのは、売りを前提にした仕掛けにも思えます。

昨日はターゲットの話をしましたが、2.0570-80前後は一つのターゲットです。市場はもしかするとその上のターゲットを意識している可能性がありますが、それ以前に2.0300-50程度の押しは考えられることから、本夕は充分に注意が必要な局面だとにらんでいます。

さて本日は、ポンド高維持のスタンスは変わらない中で上値ターゲットを紹介しながら、本夕のリスクワーニングをかねて参りたいと思います。

(加藤 レポートとは、東短リサーチ社のチーフエコノミストの加藤 出氏がトウキョウフォレックスに配信している週刊レポートです。)

 
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