外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

USDJPY 基本は欧米のG7解釈待ち G7の共通認識でドル買いと内容の即効性不足から悲観売り交錯

2008-04-14 19:33:27 |    -ドル円

週末はどちらかというとドル売り再燃か、という位置関係で終値を迎え、何もなければドル売り先行と見ていました。

しかし、G7では行過ぎたドル安に対する共通認識を確認したことがニュース等でも報道され、週明けは少しギャップを伴って上昇しました。
幾度かギャップを埋めるような押しを経験後、日経平均が軟化するとその下げ足を伸ばし、100.50円まで下落しています。クロス円はドル円につれて下げ足を速めましたが、その後の欧州勢はどちらかといえばドル売りを先行させてきた感があり、ストレートが上昇し、クロス円の買戻しも入って101円台前半に逆戻りしています。

欧州勢のドル売りは指標が悪くなかった等の理由もありそうですが、G7の解釈をめぐって一進一退というところです。

その後、フランスの中央銀行が盛んにユーロ高を強調する口先強調介入?を繰り返していますが、具体的な措置まで盛り込んだドル安是正に対する認識の一致は、近年のG7では珍しい姿勢でもあるため、それなりの評価がドル買いを誘っている一方で、内容に即効性が見られないために直ぐにはドルを買い戻せないという冷静な見方をすれば、ドル売りを先行させるか、セルオンラリーの姿勢を変えないでしょう。

流動性の低い通貨のスパイクが怖いのは先週と同じです。ドル円で引き付けられるようなら、ドル売りのイメージを持っています。



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