円安を確信した矢先のドル円下落で一気に萎える展開です。
ただ、上値の限界を感じた分、買い攻めのシナリオを展開せず、ほっとしています。
各買い水準はこなされ、正念場の展開です。ストレートの上昇は一服し高止っている中で、ドル円の下げが加速してクロス円は下落しています。
クロス円で注目する動きはカナダ円で、115円台中盤をこなした後の下落もそれなりに大きな印象です。カナダ買いが暫く継続し、対円でも時代を超えた水準をしばらく更新し続けてきました。
ドルカナダの下落を想定するとかなりのモノがありますが、この過程では対円以外でも例えばユーロカナダなどのクロスでカナダ買いが高まっていたと推測できます。
ユーロドル、ポンドドルが反転して上昇し始めたのと同時にカナダ円が下落を始めたのも、どうやらクロスカナダのアンワインドが発生しているかもしれません。
カナダ円の売りもそこそこ持ち込まれているのかもしれませんが、どう見ても本邦からの通貨投機は限定的であり、ユーロ経由、或いはドル経由でカバーが発生している感じです。円に戻ってきているのはキャリートレードが原因でしょうか・・・(チャンスがあれば探ってみます)。
さて、本日はややカナダに翻弄されたユーロ円ですが、163.50水準はキー水準に見えます。
本日は、ユーロ円相場を占ってみます。既にドル円やポンド円で買い持ちになっている向きには、円売りの持ち高を増やすことになり、お勧めしません。
明日の更新はお休みとなります。ご了承ください。
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