ドル円の上昇に加えて、ストレートではドル買い圧力が解消した結果、クロス円も軒並み上昇しています。
特にポンドドルは再度、下落トレンドの上に出たことから上昇を強め、この勢いだと日足で先行スパンの上限を試しに行きかねない状況です。
一方で、ユーロドルはポンドに連れて上昇はしていますが、トレンドチャンネル内の動きとして捉えられます。ここを脱しない限り、一旦はユーロ円の上昇も限定的であると見られます。したがってこの先、各クロス円がもう一段の上昇するケースを想定した場合、ストレートの圧力はやや期待薄となる可能性があります。
一気に噴出したドル円の上昇が、円安ムードをかもし出し、その後も7月利上げの憶測は尚早などという牽制球も政府筋から出ており、円売りムードに安心感があります。今回のストレートを下支えた主要因は、またも本邦の円売りの匂いが強い結果となっています。
では、本日はユーロドルの上値を占いながら、今後のシナリオを想定してみます。
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