山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

足元に秋色の尾瀬ヶ原 燧ケ岳 日本百名山№22

2012-11-10 | 22燧ケ岳(秋)
まないたぐら(俎嵓)から
しばやすぐら(柴安嵓)まで
下って登る
時間にして片道20分。
 
間近に見るピークと
360度の絶景が
いろんな形に切り取られたり
貼り付けられたり
楽しみは尽きません。

しばやすぐら(柴安嵓)の
山頂を示す石柱

山頂は意外と広いんです。
皆さん思い思いのところで
くつろいでいます。

それとお楽しみは
秋色の尾瀬ヶ原

至仏山の左に武尊山
その少し下の左端に
アヤメ平も写りました。


深田久弥さんの日本百名山には
ここから見る燧ケ岳が
一番だとありました。
まだまだ見なければならない所が
多いようです。
日帰りなので
下りは長英新道で
尾瀬沼ビジターセンターを
目指します。
本当は
初めての山は往復同じルートが
安心ですが、いきなり
岩場の急斜面にタジタジです。

 
しかし
程なく景色のよい山道になり
ミノブチ岳に到着。
まないたぐら(俎嵓)を振り返ると
時間がかかった岩場が
その左に白く見えます。

尾瀬沼が近くなり
再び絶景が広がります。

正面の一番奥に日光白根山
左の奥の山頂が平に見えるのが
日光男体山
沼尻をアップで

ミノブチ岳からは左に折れて
林の中に突入します。

ふつう林の中も
それなりの楽しみはあるのですが
あまりにも
絶景があふれていたので
花も枯れ果て
時間に追われて
ひたすら距離を歩く
下りになりました。
遠回りして損したかな
と思ったのに
視界が開けるといきなり
三本カラマツ
有名ですよね。

1週間前のkimichanのブログでは
まだ緑っぽかったので
黄色く色づいたカラマツが見れて
なんだか得した気分です。

山頂からここまで
2時間かかりました。
急斜面はまないたぐら(俎嵓)の
すぐ下だけなんですが、
だいぶくたびれています。
絶景はつづく