山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

熊沢田代と燃える会津駒 燧ケ岳 日本百名山№22

2012-11-07 | 22燧ケ岳(秋)
広沢田代からの急な登りを
20分くらいで高度が上がり
振り返ると
会津駒ケ岳の山頂が
姿を現します。

まわりの紅葉の山々を従えて
堂々とした山容です。
さらに高度が上がると
どんな風に見えるのか
自然と歩みが速まります。
熊沢田代の手前の小さな林の奥に
まないたぐら(俎嵓)?が見えました。


燧ケ岳は
どこから見るかで形を変える
それなのに
独立峰の広い裾野をもつ
不思議な山です。
広沢田代から熊沢田代まで
30分で到着しました。
熊沢田代は
真ん中がくぼんでいて
池が二つあり
その真ん中を

木道が伸びています。


ちょうどひとり 登山者が休んでいました。
風もなく穏やかな晴天で
時間があれば
私もゆっくりしたい所です。
周りには
紅葉の山がいっぱいです。
特に気に入ったのが

平ケ岳のまっすぐな稜線

写真一枚では入りきりません。

水面に映る青空と 紅葉の山が美しい。

ここから1時間

崖を横切ったり
雪解け水が通る沢のような道があったり
足元は岩が多くなり
山頂は岩山なのだろうと
想像しながら登ります。
このルートのよいところは
振り返れば

奥会津の山々が励ましてくれます。



山が燃えています。
それに
通ってきた道のりが
ほぼ丸見えです。
山頂に近づくと
涼しいはずです。

霧氷がお出迎え


ゴツゴツした岩ばかりになると

その向こうに 初めて見る尾瀬沼

燧ケ岳の山頂は
しばやすぐら(柴安嵓)ですが
まないたぐら(俎嵓)にも
が建っていました。

御池駐車場の登山口からここまで
230かかりました。
深田久弥さんが登った日のように
きょうも快晴です。
つづく


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