ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

伊勢神宮に行く。:12_和田金のすき焼きで締めくくり

2015-12-12 00:25:12 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

さて、食道楽伊勢の旅は、ついに松阪牛のすき焼きでクライマックスとなります。
(松坂は街を歩くとすき焼きのにおいがします。そこまでか!と笑ってしまいました)

どうせならばと、やけくその域を超えて和田金にやって来ました。

 

わあ、個室です。いいのかな。個室代取られるのかな?

火はガスコンロではなく、炭火の様です。幕末の志士が密会をした
京料理屋の二階といった雰囲気です。なんだそりゃ。

 

個室待遇にビビる様子もなく、hiyokoはすでにお土産発注の準備に入っています。

 

やあ、またしても食べ過ぎの旅でした。お疲れ様です。

 

ドンと出た松阪牛!ステーキの様な厚さです。折り畳むことができません(笑)。

 

調理は全て仲居さんが取り仕切ってくれます。そういうの好き。

 

まずは鍋が熱くなり過ぎないうちに、お肉を並べ、たっぷりの砂糖をかけます。
京都のモリタ屋で食べた時もそうなのですが、割り下を使う関東の人からすると、
ギョッとする瞬間です(笑)。

 

そして溜まり醤油をたっぷりとまわしかけ、ほんの少しの昆布出汁を加えます。
何度も言いますが、この見た目は慣れないと「ああ酷い事になった」と絶望します。

 

そろそろいい様です。

 

すき焼きを食べる時、最高にボルテージが上がるのが一枚目のお肉を食べる時です。
この一枚で今日のすき焼きの全てが決してしまう。さあどうだ。

 

いやあ、うまい! これはおいしいです。勝利です。

上品な後味が残る肉も最高。調理、味付けも最高です。さすがの和田金です。こんなに
おいしいすき焼きは他で食べたことがありません。

「高級だから美味い」というのとも違う感じでした。とにかく、肉と調理がとてもよく
調和しています。

 

 

その他の具材も鍋に入れていきます。

 

野菜の味が出たところで2枚目のお肉が投入されます。ん、おいしいなあ。

 

 

最後にお食事。

 

伊勢のお米はおいしいです。このおいしいご飯を最高においしく食べるのは、なんと、
すき焼きの取り皿に残った玉子と汁をたっぷりご飯にかけてしまう方法。

色は濃くても、まったくしょっぱくないのです。関東のすき焼きの場合、卵を足して
味を和らげないと難しいと思うのですが、こちらはそんなことないです。溜まり醤油
とはすごい調味料だと思いました。

 

 

ああ、おいしかった。伊勢の旅、最後の食事に圧倒されました。

 

(余話)
担当いただいた仲居さんがとてもベテランの方で、丁寧で素晴らしい接客なのですが、
話の端々に「よろしいか?」と言うんです。この地方の言葉の使い方なんですかね。

  「お肉を入れても、よろしいか?」
  「お味の方は、よろしいか?」
  「お酒のお代わりは、よろしいか?」
  「ご飯をお持ちしても、よろしいか?」
  「お土産は、よろしいか?」
  「お会計は、よろしいか?」

嫌な感じじゃないです。でもきりっとした、茶道の先生の様なご婦人なので、
「よろしいか?」と言われると、こちらもびしっと背筋が伸びてしまいます。

なんだか面白かったです。 

 

ふうー。食べた食べた。幸せになりました。

 


満腹のお腹をゆすりながら松阪駅に到着。西の空が真っ赤に焼けていました。

 

 

 

そうだね、満喫しすぎですね。帰りの電車は、寝ているというより気絶状態。

 

 

結婚20周年の伊勢神宮参りは、結局おいしいものを探し求めるご馳走参りと
なってしまいました。

罪深いなあ、美味し国。

 

 

 

 

 


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