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ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

ひよこ劇場香港編その5:虎の穴

2009-02-25 21:26:44 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。



トメ吉は、「虎の穴」にやって来た。



   トメ吉:(こ、この奥が虎の穴だな、、、)
   




トメ吉:「ごめんくださーい」




お嬢:「あたしも付き添いで来たわよ」

トメ吉:「そんな! 危険ですよ!」





声:「おい!」

トメ吉:(ハッ、、、!?)

声:「、、、お前がトメ吉か、、、」

トメ吉:「は、はい。牛麺坊さんに言われてきました」

声:「料理の真髄を学びたいとな、、、」

トメ吉:「え、あ、そう言えば、“虎の穴に挑戦”って、
     何するんだっけ、、、ははは(汗)。それじゃ、
     そういう事でお願いします」




声:「喝ーーーーーーッ!」

トメ吉:「ひえぇぇぇ」











トメ吉:「わーすいません! 助けてー!」

周先生:「ハッハー! ワタシ周センセーアルヨ! コワクナイネ
     チンパイ(心配)スルナイネ」

トメ吉:「え? 何で吹き替えの香港映画みたいになっちゃうんですか」

周先生:「モウマンタイ(無問題)!」





周先生:「ジッブン、チョウリバミッセルヨ」

トメ吉:「え?これが調理場ですか?? なんて質素な、、、!」




周先生:「リョリ、ドウグジャナイヨ。タッベル
     ヒトカンガエテイッショケンメツクル。
     コーレオイシネー!」



トメ吉:「こんな設備でも、おいしい料理を作れると
     言いたいのか??」

周先生:「ソ! リョリワコッコロ(心)ネ」



トメ吉:「料理は、、、心、、、。料理は、、、愛、、、」




周先生:「ワカッタアルネ! ワッカッタラシュッギョウオワリ!」

トメ吉:「え? 修行終わり? もういいんですか?
     地獄の特訓みたいなのないんですか?」

周先生:「ナイヨ。アナッタツクルバクソオイシダイジョブ。
     メンキョカイデン」

トメ吉:「免許皆伝!? ほんと? ヤッター!」

Fukunosuke:いいのかこれ? こんな事させて





トメ吉:「に、兄さん! 僕わかったよ! 料理は心だって!」

スエ:「お前なに言ってんの?」




トメ吉:「うっ、ううぅ! 僕なんだか無性にモーレツに
     感動してるよ!」

スエ:「なななんだよ。変なもん食ったか」






トメ吉:「お嬢さん、バリ介さん! 僕免許皆伝だって!」

お嬢:「きゃー! スゴイわ! 死ななかったじゃない!」

バリ介:「なんだかわかんないけどヤッタネー!」




一同:「バンザーイ! バンザーイ!」





どうやら、トメ吉は免許皆伝となったようだ。


※ 周中さんについては。こちらの記事参照。


ロケ地:周中さん家

              その6へつづく



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ひよこ劇場香港編その4:最後のチャンス

2009-02-24 22:47:15 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。





牛麺坊:「、、、、、、、、、、、、、、、、。」





マカロニ:「お、おうっ、なな、なんだテメェ、やややんのかオルァ」






牛麺坊:「、、、、、、、、、、、」







マカロニ:「おおおおおぅ、おぅっ、なななめんなよ! オレのコッ、
      コルトが火を噴くぜ! た、弾に当たりゃ痛てぇぞ!」

バリ介:「ちょっとマカロニさん、やめなよー」

お嬢:「ただの子供じゃない。あたしに任せなさいよ」





お嬢:「ねぇねぇ坊や、いったい坊やはだぁれ?」

牛麺坊:「、、、、、、、、、、、、、、、、。」





お嬢:「んー、お姉ちゃんとお話しようよー」







牛:ズイッ。

お嬢:「ななななによ」







牛:スーーーーーッ、、、、







牛:プハーーーーーッ!!!

お嬢:「きゃー!」







お嬢:「な、何よコイツ! レディに向かって何すんのよ!」

バリ介:「あははははーは!」







トメ吉:「みんな。この人は、牛麺坊さんっていうんだよ」




一同:「トメ吉さん!」


マカロニ:「あ、アニキ! なんだ、アニキの知り合いですかい。
      それならそうと早く言ってくれなくちゃ」

トメ吉:「ごめんごめん。牛麺坊さんは汁麺会の会長で偉いんだ。
     僕を香港に呼んでくれたのも牛麺坊さんさ。
     何でも、『香港で力試しをしてみろ』って言うんだよ」



お嬢:「力試し?」


トメ吉:「そう。香港で認められれば“世界汁麺特級調理師”の
     免状を貰えるからね、、、でも、知っての通り、失敗
     しちゃったんだけどね、、、」

マカロニ:「てことは、その免状ってのはもらえねぇんですかい?」

トメ吉:「いや、牛麺坊さんが最後のチャンスをくれるって。
     向こう岸の“虎の穴”に挑んで、生きて帰って来られたら、
     免許皆伝にしてくれるって」



バリ介:「と、、、虎の穴、、、?」


お嬢:「、、、行くのね、トメ吉さん、、、」


トメ吉:「うん。今まで、生きて還った者はいないそうだけど、、、」




バリ介:「、、、んー。命賭けなくてもいいんじゃない?」

マカロニ:「オレも同感っす」



お嬢:「トメ吉さんは、男の子なのよ」

バリ介:「そうやって、強引な展開を自然に見せようと
     するのって、、、あんまり才能ないよね」

お嬢:「何の話よ」


                   その5へつづく



ひよこ劇場香港編その3:トメ吉、挑む

2009-02-22 09:03:38 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。




トメ吉は、香港随一の賑わいを見せる中華料理店を、
勝負の場に選んだ。



トメ吉:「うぉぉ、すごい活気だ!」




トメ吉:「えー、バクソーバクソー! 一杯ひゃくえん!
     ちょいとそこのお姉さん! いかがですかー!」




トメ吉:「あ! お姉さん! そっちじゃなくてこっち!」






おばちゃん:「さー! 蝦餃子に大根餅に肉まんだよ~!」

客:「おばちゃん! こっちに大根餅くれ!」

客:「こっちは肉まんと蝦餃子だー!」

おばちゃん:「あいよー!」





トメ吉:「な、なんだあのおばちゃんは! ひとつのワゴンから
     いくつも料理が出てくるぞ!?」

スエ(兄):「なんだいそりゃぁ、反則じゃねーかよ」





おばちゃん:「はいお姉さん何にしましょ」

お姉さん:「カレーとお寿司ください」

トメ&スエ:「ひえぇ! そんなもんまで出るのか!」
                (注:出ません)






スエ:「トメ吉よぅ、こりゃ完敗だ。MS-DOSとWINDOWS
    の喧嘩みたいなもんだぜ。降参だ」

トメ吉:「兄さん何言ってんの?」

スエ:「俺達みてぇな時代遅れのシングルタスクは、マルチタスクの
    世の中に居場所はねぇてんだ」

トメ吉:「意味わかんないし」


スエ:「ともかく、バクソしか売り物がねぇんじゃ、商売にならねぇのよ」

トメ吉:「それなら、僕らも肉団子と麺とスープをばら売りにすれば
     いいじゃないか」

スエ:「それでバクソ屋になるかよ!」









トメ吉は、打ちのめされた、、、。








トメ吉:「これが、、、香港なのか、、、僕のバクソじゃ、ダメなのか、、、」




トメ吉:(、、、、、、、、おじさん達、、、、こっち見てるし、、、(恥))




トメ吉は自分の甘さを思い知った。

けれど、悔しさのあまり流した涙の味は、しょっぱかった。


                  その4へつづく。



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ひよこ劇場香港編その2:牛麺坊

2009-02-19 00:33:05 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。



ガヤガヤ、ガヤガヤ。





金:「日本から、トメ吉とかいうのが来たってなー」

黒:「そうらしいね。牛麺坊兄さんの出番だね」









牛麺坊:「.........。」





牛麺坊:「.........トメ吉、、、」




牛麺坊とはいったい??? 多分、あんまり意味ないけど。

                    その3へ続く



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ひよこ劇場香港編その1:香港のワケ

2009-02-17 23:54:27 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。久々にひよこ不条理劇場です。




香港。




お嬢:「るんるん♪ るんらるん♪ ほ~んこ~んのぉ~ひと~♪」




バリ介:「うぉ~い」

お嬢:「?!」





バリ介:「ばぁ!」

お嬢:「きゃあ」





お嬢:「何よバリ介、脅かさないでよー!」

バリ介:「ははは。ごめんごめん」




バリ介:「お嬢が初香港で浮かれているのが面白くてね」

お嬢:「何よぉ、自分だって“ビルごと食べちゃうぞー”って
    興奮してたくせに!」



お嬢:「ところで、何でアタシ達香港にいるのよ?」

バリ介:「そりゃ実のところは、“カントク”という人と“大きい
     hiyokoの人”の都合らしいけど、お話的には、トメ吉
     さんの武者修行ってことらしいよ」



お嬢:「トメ吉さんのムシャシュギョー!?」







トメ吉:「、、、むー、、、。」



お嬢:「トメ吉さーん! シュギョー中ー?」



トメ吉:「! ややっ、お二人さん! これは失礼。
     これは修行でも何でもないですよ。ちょっと
     一休みしてただけで、、、」

バリ介:「変な体勢で一休みするんだねー」






  ......
     ......
        ......。






お嬢:「、、、ふぅん、そうなんだ。食の都香港で
    バクソの腕試しをしたくなったのー」

トメ吉:「はい、そうです。ここで認められれば、
     いよいよ僕も一人前かなーと思って」



バリ介:「そうかー。うまく行くといいねー」

お嬢:「トメ吉さんの味なら、きっと大丈夫よ」



果たして、トメ吉のバクソは香港で通用するのか、、、。

                   その2に続く。


ロケ地:Wホテル香港


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