ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

ひよこ劇場香港編その4:最後のチャンス

2009-02-24 22:47:15 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。





牛麺坊:「、、、、、、、、、、、、、、、、。」





マカロニ:「お、おうっ、なな、なんだテメェ、やややんのかオルァ」






牛麺坊:「、、、、、、、、、、、」







マカロニ:「おおおおおぅ、おぅっ、なななめんなよ! オレのコッ、
      コルトが火を噴くぜ! た、弾に当たりゃ痛てぇぞ!」

バリ介:「ちょっとマカロニさん、やめなよー」

お嬢:「ただの子供じゃない。あたしに任せなさいよ」





お嬢:「ねぇねぇ坊や、いったい坊やはだぁれ?」

牛麺坊:「、、、、、、、、、、、、、、、、。」





お嬢:「んー、お姉ちゃんとお話しようよー」







牛:ズイッ。

お嬢:「ななななによ」







牛:スーーーーーッ、、、、







牛:プハーーーーーッ!!!

お嬢:「きゃー!」







お嬢:「な、何よコイツ! レディに向かって何すんのよ!」

バリ介:「あははははーは!」







トメ吉:「みんな。この人は、牛麺坊さんっていうんだよ」




一同:「トメ吉さん!」


マカロニ:「あ、アニキ! なんだ、アニキの知り合いですかい。
      それならそうと早く言ってくれなくちゃ」

トメ吉:「ごめんごめん。牛麺坊さんは汁麺会の会長で偉いんだ。
     僕を香港に呼んでくれたのも牛麺坊さんさ。
     何でも、『香港で力試しをしてみろ』って言うんだよ」



お嬢:「力試し?」


トメ吉:「そう。香港で認められれば“世界汁麺特級調理師”の
     免状を貰えるからね、、、でも、知っての通り、失敗
     しちゃったんだけどね、、、」

マカロニ:「てことは、その免状ってのはもらえねぇんですかい?」

トメ吉:「いや、牛麺坊さんが最後のチャンスをくれるって。
     向こう岸の“虎の穴”に挑んで、生きて帰って来られたら、
     免許皆伝にしてくれるって」



バリ介:「と、、、虎の穴、、、?」


お嬢:「、、、行くのね、トメ吉さん、、、」


トメ吉:「うん。今まで、生きて還った者はいないそうだけど、、、」




バリ介:「、、、んー。命賭けなくてもいいんじゃない?」

マカロニ:「オレも同感っす」



お嬢:「トメ吉さんは、男の子なのよ」

バリ介:「そうやって、強引な展開を自然に見せようと
     するのって、、、あんまり才能ないよね」

お嬢:「何の話よ」


                   その5へつづく



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