福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は疫病(疱瘡)で諸寺に金剛般若経を読誦させる勅令を出した日

2024-07-12 | 法話

今日は疫病(疱瘡)で諸寺に金剛般若経を読誦させる勅令を出した日です。
続日本紀 ・天平七年735八月乙未(12)条
「乙未 勅曰 如聞くらく 此日大宰府に疫死者多し 疫気を救ひ療し以って民命を済はんと思欲う 是を以って 彼部の神祇に奉幣し 民の為に祷祈焉 又府大寺及び別国諸寺に 金剛般若経を読ましむ 仍て使をを遣はして疫民に賑給し并びに湯薬を加ふ 又其長門以環の諸国守若しくは介は専ら斎戒して道饗祭を祀る」
(十二日、勅す、「聞くところによると、「この頃、大宰府の管内に疫病による死者が多い」という。病を救助・治療して、人民の命を救いたいと思う」と仰せた。これによって、幣を大宰府管内の神祇に奉り、人民のために祈祷させた。また、大宰府の大寺観音世寺と管内諸国の寺院に、金剛般若経を読ませた。そして、使者を遣わして病人に食糧を施し与え、併せて湯薬を施した。また、長門国以東の諸国の守、もしくは介(長官もしくは次官)は、ひたすら飲食・動作を慎んで心身を清め、道饗祭を行った。道饗祭とは、神道祭祀の1つ。上代から毎年6月と12月の2回、都の四隅道上で、八衢比古神(やちまたひこのかみ)、八衢比売神(やちまたひめのかみ)、久那斗神(くなどのかみ)の3柱を祀り、都や宮城の中に災いをもたらす鬼魅や妖怪が入らぬよう防ぎ、守護を祈願する神事)


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