福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は嵯峨天皇崩御の日です。

2024-07-15 | 先祖供養
今日は嵯峨天皇崩御の日です。
以下国史大辞典等に依ります。
1、嵯峨天皇は、承和九年(842)七月十五日崩御。五十七歳。
2、弘仁・天長・承和の約三十年間、嵯峨天皇(上皇)の権威のもとに太平が続き、淳和帝の後見として貞観の治を現出、『弘仁格』『弘仁式』、『内裏式』等を定め律令政治を整備。
3、大師・小野岑守・小野篁・良岑安世らの人材を輩出し貞観・弘仁文化となる。ご自身も詩書をよくし、三筆に数えられる。嵯峨天皇宸翰国宝「光定戒牒」
は三筆(大師・嵯峨天皇・橘逸勢)のすべての特徴を持つといわれる書で今でも書道の手本。詩文の粋を集めた『凌雲集』『文華秀麗集』『経国集』の三集を勅撰。
4、遺詔は「余昔し不徳を以て久しく帝位を忝(かたじけな)うす。夙夜兢兢として黎庶(れいしょ:人民)を済(すく)はんことを思ふ。然れども天下なる者は聖人の大宝なり。豈に但に愚憃微身(ぐとうびしん:愚かでつたない者、自卑の辞)の有のみならんや。故に万機の務を以て、賢明に委ぬ。一林の風、素より心の愛する所。無位無号にして山水に詣りて逍遥し、無事無為にして琴書を翫び以て澹泊(たんぱく)ならんと思欲(しよく)す。(「続日後本紀」)
5、大師とは東寺や高野山を下賜され灌頂印信と即位印信を交換され即位灌頂を元をつくられる等特別の御関係。(別途出します)
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