今日は「菖蒲縵」の詔勅が発せられています。天平十九年748五月五日、詔して五月五日の節には宮中に入るのに「菖蒲の縵」をつけることを求めています。続日本紀、天平十九年五月五日の条「詔して曰く、昔は五月の節には常に菖蒲を用て縵となす。比来已に此の事を停む。今よりのち、菖蒲縵に非ざる者をば宮中に入るること勿れ」。(天皇は聖武天皇、これより先15年10月15日には「大仏建立の詔」が発せられています。)古来 . . . 本文を読む
第五に、上生経は最も易きがゆえにとは、
一には国土同界の故に。
二には、末世の凡夫を按ずるが故に。
三には修因最も易きがゆえに。
一に国土同界の故にとは唐の三蔵の云く、西方の道俗並びに弥勒の業を作す。同じく欲界なれば其の行なり易し。大小乗の師、みな此の法を許す。弥陀の浄土は恐らく凡鄙穢にして修行成し難し。旧経論の如きは十地已上の菩薩分に随って報身の浄土を見ると。新論の意に依れば三地の菩薩、 . . . 本文を読む