○ワグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
○ワグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」からアリア
○モーツァルト 「皇帝ティトゥスの慈悲」からアリア
○モーツァルト 「フィガロの結婚」からアリア
○モーツァルト 「コシ・ファン・トゥッテ」からアリア
○ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
野村洋子(Ms)、豊田耕児/群馬交響楽団 1983年10月17日(群馬県民会館)
あかぎ国体を記念しての特別コンサート。
豊田さんと言えば、長くベルリン放送交響楽団のコンサートマスターを務めた人で、1981年から6年間、群響の音楽監督を務めています。
豊田さんがベルリン放響のコンサートマスターに就任したのは1962年のようなので、このときすでにフリッチャイは病床に臥していたので、どの程度の知遇があったかは不明ですが、フリッチャイが首席指揮者を務めていたオーケストラのコンサートマスターを務めていたということで、大変興味を持っていました。
ということで、やっと聴くことができたのがこのコンサート、結局、これが豊田さんを聴いた唯一のコンサートです。
がしかし、演奏はというと、少しがっかりさせられました。
「運命」に大変期待をしていたのですが、平板で、迫力とか、活き活きとした感じが感じられなかったように記憶しています。筑波大学管弦楽団の「運命」の出だしの方が迫力、緊迫感に満ちていたように思います。