-写真の部屋-

奥野和彦

極意

2010-07-09 22:03:27 | 写真
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滅多に買わない「本」を買った。
野球解説者、豊田泰光さんの本。

普段、こう見えても私の頭は写真の事や
その営業についての事で、ほぼ占められていて
そんなに釣りや野球の事ばかり思っても居られない。
野球の事で、突き詰めきれていないこと、
言葉に置き換えて確認しきれていない事、
それが文章になっており、当然ながら若僧には
考え及んでいない所まで明晰に述べられていたので
謹んで購入して来た。 単に野球論ではない本である。

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最近、気にしている事だが、
少年野球なんて怒ってナンボであると口では言うが
怒り方、叱り方を間違えると大きな心の傷を付けかねない。
チームの勝ち負けは、子供たちの得たものであって
大人が自分たちの業績にして、ひけらかしたりするものではない。
ましてや、負けて気分が悪い時ばかり
選手のせいにするのは見ていてみっともない。
また、チームは子供たちが主体のものであって
大人(親)たちが活躍するものでも、競う所でもない。
ウチにそんな監督、コーチはいないが、常に
自戒をして、簡単に言えばあんまりのめり込まない事だ。
あんたが言うか? と言われそうだが
子供と野球に向けては熱くなるけれど、常に自分たちが
どうあるのか、どの辺にいるのか客観出来るように
あるべきだ。

そして、かつてのことはかつてのこと。
今より先をどうして行くのか、それが一番。

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みんな、中学生らしくなったものだ。
他にも名選手がいるのだが
新しく仲間になった子たちも写っているのて
まだ、勝手に写真を使わせてもらうのは遠慮しよう。
まあ、徐々にね。

そういえば、この日の練習試合の相手は
南中で、昨年ちょうど今の時期に準決勝で負けた
チームの子たちが結構居た。
懐かしい、あの4番バッターが相変わらず
大きな身体で大きな高~いレフトフライを打ち上げた。
そんな物を見て、涙が出そうになった。
ね、K-RKちゃん。 挨拶してくれた。
覚えてくれてるんだねぇ。

これが、「まぐれ」ではなく「極意」かも知れない。