-凸凹帖-

写真 奥野和彦

レンズ

2009-10-25 22:12:05 | 写真
091025
午前中、仕事で銀座まで。
中古のカメラ屋覗く。大型カメラ用のレンズ。
一度使ってみたいレンズで、39800円。
でも、大型のカメラは持ってない。いつか機会が
あれば所有してもいいが、特に必要でもない。
でも、このレンズはあまり売りに出る事がないので
いずれ使うかもしれない理由で買っておきたい気がする。
付けるカメラがないのに、買っておきたい。
でも、そんなの無理だよなぁ。
その前に仕事で必要なものはいくらでもあるのだ。

最近のレンズはコーティングというのがしっかり
されていて光の当たり具合で七色に輝いて見えるけど
昔、そんな技術の無い頃のレンズは普通にガラス玉である。
でも、そんな中でもやはり写るレンズは見ればわかるものだ。
丸いふくらみの中に、うーんと深いなんかとろんとした層が
あってそこを光が通って来るとまろやかな
やわらかい写真が撮れる。
付けるカメラがなくても、もし手に入れてしまったら
まるで食べるのがもったいなくて
いつまでも口に入れられないあめ玉のように
いつまでもそのレンズを手に取っては透かし、
あんぐり口を開けながら、眺め続けることだろう。
いいなあ。どうしよっかなー。