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流出雑記 

2013/12/12

2013年12月13日 | Weblog
朝 実家 何かに興奮した小麦 急に障子に飛びついて登り障子紙に穴をあける

今日から5日ほど福井滞在 サンダーバードで飛ぶ
途中嵐があったけど福井はやんでいて地面が濡れていた

福井市文化会館
週末上演される『それはかつてあった』を小屋入りから拝見

福井の天気は雨と雪のあいだの粒が降ってきたり 台風のような風にあおられたりする そんななか照明の吉本さんたちと夕食をとろうと行った最寄りのそば屋は定休だった 仕方なくコンビニになり ねぎとろ巻きにしたら断面の米が乾燥していた

夜は雷が轟いていた
朝には景色が白くなっていた
毎年本格的な冬に入る前に嵐がくると福井の人から聞いた

劇場での役割り炊き出しアシスタントだが 行ったら7割の作業が完了していた
明日はもう少し役立ちます


2013/12/10

2013年12月11日 | Weblog
8時半に目が覚めるのが習慣化している それで9時に朝食をとり9時半にコーヒーを飲むことも 池袋のホテル暮らし時間を引きずって

実家に預けた小梅は預ける前よりふくふくしている 小麦は逆に痩せたような気がする
1週間ぶりに自宅に帰る
軒先に紅葉の吹きだまり お歳暮の不在通知 気がかりのバラは枯れていなかった
東京滞在の6日間 池袋~にしすがもを歩いて通った 毎日知らない道を選んで迷い 歩き倒して限界まで減ったブーツのかかと打ち直してもらう 久々のカナート 久々の自転車 乗るとサドルの感じがちょっと変
近所にリサイクル着物屋が出来ている 細かい雨が降っている
大学に私物衣装の靴を取りにきた
向かいのパン屋でベーグル 大学のカフェでカプチーノを買って食べる 要件の靴を受け取り 図書館に寄る 北野恒富の美人画が急に見たくなった

ブーツのかかとも直ったし次は髪でも染めようといつも使うカラーを買って帰る 美容室が苦手で極力行きたくない 自分では出来ない仕方のないときに美容室に行く

自宅から必要なものを持ってまた実家へ戻る 明日から福井へ
実家の野菜室には大量にじゃがいもがあった スチーム調理器で火を通してマッシュして冷ます
玉ねぎ お歳暮っぽい塊のショルダーハム プチトマトを炒め 牛乳を注ぎチーズを溶かして 少し煮詰めて味を調える じゃがいもが冷めたら小麦粉 パン焼かない家なのになぜかゴールデンヨット(最強力粉)があった 生地をまとめて切ってフォークで形をつけて茹でる ニョッキ ソースには最後にもうぎりぎりなアボカドも加えた
キャベツと人参を茹でて 酢 蜂蜜 砂糖 味塩コショウで和えた即席ピクルス風が添え野菜 これは多めに作ってまだまだあるじゃがいもをまた後で茹でて ポテトサラダにするときに入れる そういう無駄のない段取りを思い付く料理の快楽を久々味わっている

2013/12/9

2013年12月09日 | Weblog
朝 11時に新宿で大学時代の戦友と待ち合わせていた
今日はホテルの朝食もパスしチェックアウトの少し早めに荷物をまとめて部屋を出た さよなら523号室
昨夜公演に関わった人たちとはしっかりとお別れしたので 朝ロビーでまた顔を合わせるのがなんとなく気恥ずかしかった 誰にも会わないうちに早めに新宿に向かった
池袋東口の方に泊まっていたが 西口の東京芸術劇場に行くのにどうしてなのかわからない遠回りをすることになったり 聞いたことある駅はたくさんあるけどそれぞれの位置関係がよくわからなかったり移動しようとするとだいたいやや迷子になる

約一ヶ月の凝縮した稽古期間から本番 急に切り離されたあとの今の感じはいつも何とも言えず、たった一言の言い方や一歩の運びにこだわったこと 今日新幹線に揺られる体は もうそれを繰り返すことはないけど その残身を生きてる感じはさみしさも含めて嫌いじゃないように思う

私と舞台の関わりを出生から見てくれているような人から重要なことを言われた 予感していたことを縁取られ腑に落ちた つまりはこのまま行けということだと思った

新宿で戦友kと落ち合い 西武という喫茶店に案内される カフェではない 昭和の色合いの喫茶店 カレーとオムライスで迷ってカレーにしたがナポリタンを食べてる人を見てその手もあったことに気付く でもカレーも喫茶店に相応しいカレーで美味しかった kはオムライスにしたが卵3個は使っていそうな厚い卵がかかっている kは口内炎を恨んでいた

一昨日見てくれた公演の話 ドラマみたいなプロポーズ話 思い出話 今の話 途中で店内にガスが漏れてるような異臭がして爆発しないか心配したが大丈夫だった 東京にはでかいネズミがいるという 彼女は銀座の高級ランジェリーを扱う店で働いている 相変わらず竹を割った気持ちよさと白桃を混ぜたようなkだった

新幹線で京都に戻る
京都 という文字を見てほっとする
実家に帰って猫に再会
気がかりは家のばらが枯れてないかどうか








2013/12/8

2013年12月09日 | Weblog
石のような水 楽日を迎える
私にとっての今年の大仕事が終わる

日付を見ても師走の実感がわかない けど あと20日あまりで今年が終わる時期に差し掛かっている

公演が終わること
劇団ではないので まったく同じメンバーが再度揃うことはおそらくない 俳優たちはまた散り散りにそれぞれの生活に戻っていく 特殊な時間を特殊なスケジュールで生きていた数日から日常に戻る落差 何かがずるっと抜け落ちたあとの心許ない体感 打上げは2次会の途中で身を引いた だいたい もう少しと思うあたりで帰るのがいい

ホテルの ちょっと慣れてきたけど好きになれないユニットバス 部屋は人によっては暑いというくらい外気を感じない ぱりっとしたシーツに挟まれて寝る
掛け布団の軽さにも気付くと慣れていた

この終わったという安堵と疲労と繰り返していた日々のことが明日から無用になることや自分の今後についての思案や不安や展望や まとまらないままで寝る

2013/12/5~7

2013年12月08日 | Weblog
東京公演1日目
他のシーンのきっかけになる台詞が飛んだ 絵に描いたように頭が真っ白になった
瞬間 他に流れている音がよく聞こえた 上手下手でスタンバイしているふたりの顔と音照卓のスタッフさんの顔が過ぎった その全てが関わるきっかけだったからだ 自分の言うべき言葉の頭を大急ぎで引っ張り出して とにかく唱えた 実際それがどのくらいの間だったのかわからない
本番には強い方だが 本番への緊張感じゃないところでメンタル弱いと思った

2日目
宿泊先ホテルに付いている朝食和洋バイキングは1050円らしい 朝からそんなに食べられないからいいよね と昨日は密かにサンドイッチを作って持って出た ハムとレタス ブロッコリー入のタラモサラダを挟んだらレベルの高いサンドイッチが出来た 今日はビニール袋を忘れてそれができなかった かぼちゃサラダがあったのに
カレーは朝から人を誘惑する

12時集合だったので食後洗濯して浴室に干す 池袋から歩いて西巣鴨へ 明治通りを真っ直ぐ歩くと着く単純な道なのに 路地を通りたくて一本住宅街の方へ入ってみたら方向が狂ってえらく遠回りをした
2日目の公演は昼夜
昼は昨日間違ったところのシーンにくるのが恐怖だった 私にとっての要人も来るので相乗効果の怖さがあった 問題のシーンで言葉が飛ぶことはなかったが最初の方は緊張で体と声がやや萎縮した感覚があった
それを経て夜は良くない緊張感がなくもう少し息ができた

3日目
入り時間は昨日と同じ 昼夜2回公演 どちらも体がよく動く 自分の体はいい感じだった 冷静さと高揚感の割合いが
楽屋はまた高級菓子で溢れていた
夜 帰り道にあったネパール料理屋さんでカレーを食べた 米をフレーク状にした初めて食べるものが添えてあって サクサクしている部分とカレーを吸っている部分があって好み チキンにしたが隣で食べてるマトンをもらったら思ったより食べやすかった
カレーのせいなのか 明日楽日の最後一回を前に腸内が何もなくしたそうに老廃物を排出した

2013/12/3

2013年12月05日 | Weblog
12/3 東京移動 昼前に京都駅 駅弁を買って新幹線 品川で降りて乗り換え宿泊先のある池袋 チェックイン 部屋はほぼベッド でも清潔感があるし いつも東京滞在で泊まる場末の池袋ロイヤルホテルと比べれば雲泥の差 備え付けの歯ブラシを使っても歯茎がギタギタにされないし ユニットバスの排水もスムーズだし なんとも言えない湿気たにおいもしないし 朝食も付いている
ホテルから西巣鴨までは少しかかるが歩いて行ける
にしすがも創造舎 一昨年 中平卓馬のリーディング公演のときに稽古場として借りていた思い出がある そのときは宿泊が実費だったので 少しでも安くあげたいと場末のロイヤルホテルに泊まっていた
初日は仕込みが終わった舞台の袖周りを確認するのみ
歌舞伎のできる劇場から体育館へと 美術は同じでも劇場自体広さが変わって 京都の公演のときとは少し勝手が違う
夜は東京芸術劇場でf/tの演目をひとつ見て 大学の先輩の旦那さんが働いているスペインバルにお邪魔した 料理もお酒もおいしかった





2013/12/2

2013年12月03日 | Weblog
眠りぎわ 岩井俊二の四月物語というの見ていた
昼に起きる 福井に戻る夫 昨夜のラーメン唐揚げライス大がまだ効いているのかあまり食欲はないと言うので ココアでも ココアパウダー 砂糖 少量の水を火にかけてまずしっかり練る 牛乳を注いで温め一瞬沸騰させて火をとめる
夫は福井 私は東京で明日から6日間家は無人になる 家を空けるための準備と荷造りにかかる 冷蔵庫に残っていた味噌汁一回分くらいの白菜を煮て 冷凍庫の常備油揚げ 酒粕と味噌を溶く 余りキムチは冷凍 ココアを二人分いれても半分残った牛乳 ペース配分を考えて買ったつもりでもよくこうなる そのためにバターを溶かして小麦粉を炒め少しずつ牛乳を注いでホワイトソースを作るのは出掛ける前の儀式となっている
冷蔵庫の中は味噌と酒粕とポン酢とわさび 柚子胡椒 粉チーズ 卵4つになった
100均で化粧品小分けケースを買い 延滞している本を返し 家に戻って 掃除 衣類を整理しカバンに詰め クレンジングなどをケースに移して なくなったボディクリームを作る 基礎化粧品手作りは一旦休んでいる どうしてもどこかに吹出物ができる 原因がはっきりわからず公演前に肌の不調はナーバスなので 問題のない市販のものに切り替えた

仕事終わりに妹が車で猫と私を迎えに来てくれる 待つ間に水周り掃除
妹が来て 猫たちをバッグに入れ宇治へ
母の帰りは遅いので 猫たちを家に放ったあと晩ご飯を食べに出る 母も合流しやすい近場のファミレスにした
ハンバーグを注文すると自動的にサラダバーやスープバーがついてくる
サラダバーのインゲンは冷凍もので色が悪くサラダバーの中で特に死んで見える その隣のプチトマトは死んだインゲンに引き立てられていきいきと丸い ひまわりの種をトッピングして 和風のしそドレッシングとゴマドレッシングを半分ずつ両方かける

平日の22時前のファミレスの閑散とした様子 ひとりでハンバーグとエビフライを食べている女性 おかわり自由のごはんとカレー スープもサラダも山盛りにして食べている男子学生たち

我々のハンバーグが運ばれてきた頃に母から今から向かうメール 仕事場からは10分くらいで着くらしい 美佳と同じの頼んどいて とあった そんなアバウトな注文があるかと思いながら 私が注文したのとは違うこれが良かろうと思うものを頼んでおいた

ハンバーグがメインのファミレスだったが 挽いてない塊の肉が食べたかったのでカットステーキにした
ハンバーグは牛100%のと合挽きで玉ねぎ入りのと大きくは2種類だったが 玉ねぎ入りが好きだった

母が到着する前に母のプレートが運ばれてきて 冷めそうなのが気になり 入り口に人が出入りするのをずっと見ていた どうにか冷める前に母が来た

2013/12/1

2013年12月01日 | Weblog
『石のような水』京都公演終わる 来週末東京公演のため 終演後舞台美術は一度解体されて運ばれ また同じ状態に建てられる 衣装も小道具もひと足先に東京へ 少し後から俳優も

差し入れの菓子の量の多さ 気が付くと京都の人気お持たせが一同に会していた 阿闍梨餅をたくさんもらった

まだ東京もあるしスタッフさんたちは参加できないので大々的な打上げはしないで演出家 劇作家 出演者 が近くの店で飲む感じになっていた 早めに失礼して帰宅 楽日の昼を福井から見に帰ってきてくれた夫の感想を聞く タルコフスキーのノスタルジアを流しながら こういうとき音楽ではないけど傍らに流れていていい映画なのだなと思う ふと視界に入ったときに なんだかわからないけどすごくいい絵が映っていたりする
遅くまで起きていて目覚ましかけずに眠る 目覚めたら13時半だった 首水してあったもらった花を生けかえて洗濯
お昼は共演者の占部さんからいただきものの玄米 柴漬け 錦市場に売っているらしい五色のにしきゴマ 入り炒飯 炒めたのは夫 それから細々としたことをしていたら 日が暮れて 夜になってどこか出掛けようと もうこんな時間では紅葉ライトアップしかないと 高台寺に行ってみた それなりに混んでいて寒い 石庭が妙なアートとのコラボレーションで本来あるべき姿から遠ざかっていた
でも夜の紅葉の赤は好きだった 夫は緑の竹の方が好きらしい 竹でかぐや姫を思い出して 映画を今夜見に行けばよかったと話したが最終上映にはもう間に合わない時間だった
冷えたのでいつものラーメン屋でラーメン食べて帰った
今夜の外出はこのラーメンを美味しくするために体を冷やしに出たようなもんだと思った