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流出雑記 

2月23日

2009年02月23日 | Weblog
6時就寝10時半起床

昨夜、大阪で下宿しているいちばん下の妹が宇治の家に帰ってきていると連絡をくれたので、私も仕事を終えてその足で宇治に向かう。
移動中電車で読んでいた武田百合子の『日日雑記』、武田家に19年間いた猫の玉が死んだ。『富士日記』の頃、まだ武田泰淳存命の頃に拾われてきた猫。
その日のこともいつもの日々をスケッチするように塗りたくらず書き留められている。泣く。

駅まで真ん中の妹が車で迎えにきてくれた。
母は仕事場の送別会があり不在。妹たちは夕方お腹を空かせて二人でラーメンを食べに行ったという。
私のごはんは下の妹が作ってくれていた。
マンションに帰り着くとオムレツがちょうど出来たところ。ソーセージ入りのケチャップライスにオムレツを乗せてオムライス。それとバター醤油で炒めたしめじ入りサラダ、母作ポトフ。
オムレツの玉子に火が入り過ぎたと妹は悔やんでいたがおいしかった。なかなかの大盛りだったがうれしくて全部食べ、デザートの真ん中の妹が働く店のスフレチーズケーキも別腹に収まる。
しばらくして母帰宅。

雛人形が飾ってあった。
6年程実家の押入にほったらかしになっており母は毎年この時期になるとお雛様のことを気にしていたが今年とうとう父に、お雛様を宇治のマンションに届けてと頼み、父は大きな段ボールを車に乗せて約束通りお雛様を届けに来て晩ご飯を食べていったそう。
最近父は粕汁を作ってみたらしい。祖母や母がしていたように上に散らすセリを買うのを覚えていたのはえらいが、散らすのではなく何故か水菜のように切って一束分入れて煮たそうでセリの味になったと言う。
カレーもこだわってルーを3種混ぜて作るなど一人暮らし6年目に入って外食に飽きてきたもよう。
家事能力ゼロだった父が酒粕を買う日が来るとは、と皆で感心する。

お雛様は変わらず静かな白い顔。
私は小さい頃からお雛様自体より前に飾ってあるおだいり様の剣とおひな様のシャラシャラした飾りのついた豪華な冠が好きだった。それをジェニーちゃんに使いたかったのだがどうしてもダメと言われた。

2時頃妹たちは寝て3時に母も寝て私はなんとなく起きていたら妹の目覚ましが鳴り時計を見ると6時だった。
起きてきた妹のぬくもった布団に交代で寝ることにする。
かちゃかちゃと茶碗の音、朝ご飯を食べている音が聞こえる。
毎日こうして朝起きて働きに行くのだな。

私は午後から伊丹アイホールでワークショップ。
母作ぜんざいを食べて出る。

ダーリンが先に伊丹に着いていた。
ワークショップでは短いシーンを作る試しをする。
休憩になると参加者の方は各々みかんやらチョコレートやら持って来たものを出して皆に配ってくれて茶話会ムードになる。

終わって阪急で河原町まで戻る。昨日停めたところに自転車を取りに行った。
市役所前の御池通り沿いにできた駐輪スペース。駐輪番号を押すと料金が1050円。びっくりして間違いだ思ったが、一時間ごとに50円かかるのでそんな値段。ちゃんと見ていなかった私も悪いが、でも1000円超えるなんてボッタクリです。腹立たしい。もうここには停めぬ。

夕飯は河原町丸太町のティアーズで食べた。
タイ、ベトナム、インドネシア、チャイニーズなどアジアの国々の料理が豊富でメニューがおもしろくその上安い。
店内も落ち着いていられる広さ、明るさ、東南アジアの街の食堂に来た気分になる雰囲気。
辛いものが食べたかった。私イエローカレー、ダーリン辛そうな炒飯。何を頼んでも物足りなさのないボリュームで盛られてくる。
小梅にはまぐろとかつおとしらすの入った猫缶を買って帰った。