命日を 数えるように 春過ぎて
中村 梅士 Baishi
八重桜、筆りんどう、マツバウンラン、藤の花・・・。
ついこの間通り過ぎたばかりの花が終わると、次は一年先
の花になる。
そういえば、昨日は母の日だったのではないか。
べつにいつでも母の日は作れるが、うっかりだった。
たまたま見つけたフデリンドウの花が咲いていたのは、最
初に見つけた時だけだった。
あとは花を閉じたままで、その個体もついに一つになって
いた。
藤の花もすっかり紫の花を失っている。
未来を見るとしよう。
菖蒲は今が盛りかもしれない。
宮地嶽神社に行ってみよう。
タイサンボクはこれからだ。
アジサイやユリもこれからの花である。
菩提樹の花もこれからの花である。
さて、職場から戻って汗を流し、ワインを飲みながらLPレ
コードでマタイ受難曲を聴く。
満足だ。
ジャズナンバーはマイルスの「死刑台のエレベーター」で
ある。
音楽は素晴らしいが、受難というのも、死刑台というのも、
厳しいタイトルである。
コロナ緊急事態宣言が二年間に渡って繰り返されている。
新型コロナというのが自然発生のウィルスだというから、
これほどの広範囲で企業倒産に至る強力な行動規制には根拠
がない。
さらに問題なのは、行動規制が感染抑止の効果を上げてい
るとは言えないことである。
行政権力による強力な規制は、重大な人権侵害である。
経済活動の自由だけではなく、表現の自由、渡航の自由、
教育を受ける権利や宗教活動の自由にまでも根拠のない重大
な規制をかけている。
明らかに憲法違反である。
そういうと、命令ではなく、あくまでも「要請」であって、
それを国民が同意して協力していることですからと言い逃れ
をする。
「要請」であっても、実質的に命令と変わらない。
大学さえもオンライン授業に切り替える。
大会は中止、祭りも中止、飲食店の営業は大幅に制限、観
光旅行も禁止に近い制限を加えられている。
プールも閉鎖、雲仙国民休暇村は閉店、近場の温泉施設も
閉鎖、JRウォーキングも中止・・・。
憲法を護れと言いながら、これほどの人権蹂躙は問題にな
らないというのだから驚く。
まさしく、アメリカ大統領選に続いて、日本でも共産革命
が進行しているということである。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party