秋まつり 雨後のキノコが 傘を立て
中村 梅士 Baishi
今年はすべての祭りが中止になった。
賑わってはいけないという行政命令が下ったからだ。
禁止することが権力であると分かる。
秋祭りもないが、雨後のキノコは止められない。
虫や小人が集まれば、賑やかなカーニバルが始まりそうで
ある。
雨後のキノコは人間の欲望とは無縁の毒キノコである。
お化けのように生えているのも面白い。
それにしても、台風10号までの猛暑はすさまじかった。
夏バテ寸前だったと思う。
秋祭りは全滅したが、この涼しさは天国のようである。
地獄から這い上がって、お地蔵さんの隣に腰を下ろして、
ふ~っと呼吸する心境かもしれない。
定住していると、使わない物がどんどんと溜まってゆく。
だからと言って、通販で売るというのも面倒でやる気がない。
気軽な商売ができない。
かといって、捨てるのも惜しくて捨てられない。
これも物への執着、この世への執着なのだろうか。
捨てる修行が終活なのかもしれない。
捨てることが心を軽くする。
捨てることも掃除力である。
使っていない物は、どんどん捨てることにしよう。
捨てなければ、新しいものを創ることもできないだろう。
今始まっている地上のリストラもまた、新しい文明を始め
るために唯物論的な文明を壊して捨てようとしているのだ。
人が唯物的になっていなければ、地上100億人でもよかっ
たのかもしれない。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party