枇杷の実の 黄色くなるを 鳥も見て
中村 梅士 Baishi
枇杷の実が少しづつ色づいてきた。
店頭に並ぶ枇杷はハウスものである。
しかし、ここ数年、口に入ったことがない。
いつの間にか、鳥に食べられているからである。
バードファーストかもしれないが、一口くらい味わい
たいものだ。
憂鬱の種だった税務申告書類は、三月締切日に駆け込
み作成でバーンアウトして投げ出した。
その修正申告が勧告されていた。
帳簿も領収書もなし、どう書いてよいかも分らなかっ
た。
ところが、税務署員が意外と親切で、今年度から帳簿
をつけてくださいねということで、今回の分は税務署で
作成してくれた。
今後は、65万円の基礎控除か、実際の経費か、どちら
かを選択して申告することになるそうである。
もらう話ではなく、納税の話なのではあるが、得をし
た気分になった。
何しろ憂鬱が一つ、ぽろっと剥がれて落ちたのだから。
仕事に専念するとしよう。
もう一つの懸案だった映画『君のまなざし』を老舗映
画館、中洲太陽に母を同行して見に行った。
映画館に行くのは10年ぶりと言うほどに久しぶりであ
る。
内容は小説で読んでいたが、青春降魔ミステリーとい
う内容である。
霊能者による制作・出演の映画であること、アポロン
の転生と言われる、大川宏洋の出演が興味深かった。
霊がどのように見えるのか、どのように関わってくる
のかが経験者によって描かれているのだから希少価値が
ある。
悪党に対する裁き心は正義ではなく憎悪から地獄界に
通じるという示唆は真理ではあろうが、難しい試練だ。
しかし、この世の悪党や霊界を信じない獣には受け付
けがたい内容なのだろう。
多くの人に見てもらいたい映画ではある。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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