連休の 明けて静かに 夏深み
中村 梅士 Baishi
昨年の連休の旅は日田だった。
熊本・大分地震の余震が残る中、日田の旅情を楽しむ
ことができた。
今年の連休は、読書と居眠りとジョギングで走り過ぎ
た。
マツバウンラン、クサフジ、ヤマフジ、ツツジが連休
の季節の花である。
地震はなかったが、北朝鮮有事の緊張が続いている。
連休中の空爆を予想したが、金正恩が首を引っ込めた
ために、延期になった。
とはいっても、盆までには事変があるのだろう。
渡部昇一先生の見解である。
『渡部昇一 日本への申し送り事項』という、死後
21時間で収録された霊インタヴューを拝読した。
渡部昇一先生は、世界的な英語学者であるとともに、
戦後最大の保守の言論人として、朝日新聞の反日言論と
戦ってきた知の巨人というにふさわしい方である。
唯一、幸福の科学総裁と対談した方でもある。
渡部昇一先生は、生前から幸福の科学の指導霊という
べき役割を果たしてこられた。
竹村健一先生も、幸福の科学の支持者として知られて
いたが、昭和5年生まれの言論人と幸福の科学の親和性
は、幸福の科学が日本の精神的基盤でもあることを確信
させるものだった。
霊インタヴューの内容は、渡部昇一先生の証明と言う
べき論点を明快に語っていた。
一番危惧されていることは、皇室滅亡の危機と言うこ
とであった。
皇室の意義は、戦後生まれの人間には馴染みの少ない
論点である。
むしろ、四民平等の思想や政教分離に矛盾する存在と
して否定的にとらえる左翼思想に育った。
渡部昇一先生はカトリックだから、皇室擁護する立場
にはないはずである。
ところが、ドイツ留学中に悟った国のルーツの重要性
は、フィヒテの「ドイツ国民に告ぐ」についての解説に
見事に示唆されていた。
先生の歴史観は、無教養な自分にとっては目からうろ
この覚醒であった。
皇室の意義は、日本のルーツが神に由来する神国とし
てのアイデンティティーにある。
日本人としての使命とプライドは、高天原を離れては
ないと言うことに気付くのである。
王権神授説は支配者の権威思想であるが、皇室は日本
国民の権威と誇りのルーツを示しているのである。
しかし、政治家も、そのことを理解していない。
GHQ憲法に呪縛されているのである。
天皇でさえも分っていないのではないか。
それが、生前退位問題だった。
まして、皇太子は関門海峡に沈んだ安徳帝の転生だと
言うから、滅亡の匂いがするし、昭和天皇もそれを危惧
されていたことを思い出す。
保守思想の本質は、神国日本という誇りにある。
言霊という和歌の精神もそこにある。
にもかかわらず、霊言を貶す保守偽装の輩がいること
には怒りを感じるものである。
神国日本の誇りこそは、世界に誇るべき神聖民主主義
の思想と言うべきであろう。
渡部昇一先生の復活を心から嬉しく思う。
日本独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party