梅の花 散りましたねと 猫会議
梅士 Baishi
夜八時、中洲出会い橋あたりにある派出所のような古
い建物の前に、そこいらの猫たちが狭い額をつき合わせ
て猫会議をしていた。
猫というのは毎晩猫会議をするというが、ほんとうだ。
「いやあ、梅もちってしまいましたねぇ。」
「ほんとうですねぇ。」
「桃の季節なんですかねぇ。」
「桃尻とかいいますけど、猫尻ほどではないですもん
ニャ~」
一人で散歩もできない犬がかわいそうだと思いながら、
八時の猫会議を通り過ぎた。
【マスコミ不況と企業の広告モラル】
新聞もテレビも、100年一度の大不況なのだそうで
ある。
すなわち、大恐慌だというのだ。
おそらく、取り付け騒ぎも始まって、銀行の連鎖倒産
も始まるというのだろう。
しかし、大恐慌だというような「報道」が犯罪にはな
らないのかは、おおいに疑問である。
マスコミは企業の広告で食べているはずなのに、企業
を苦境に追い込むような不況風を巻き起こすばかりであ
る。
そんなマスコミに大金をはたいて、CMを出し続ける企
業のモラルもいかがかと思う。
CMを自粛するべきではないか。
そうしたら、テレビもCMがなくて、落ち着ける。
そのうち、番組も作れなくなり、倒産する。
そしたら、新しい放送局を作ればよい。
買収して、社員を丸抱えというのでは意味がない。
不況風を吹かせているマスコミにかかわるべきではな
い。
新聞やテレビに依存しない広告手法を考案すべきであ
る。
多チャンネル化を推進するためにも、既存のテレビ局
ではない、デジタル放送チャンネルを活用すべきである。
ドル紙幣、円紙幣は財政赤字分ほど印刷しても、十分
に支えることができるだけの産業力を持っているはずで
ある。
日本やアメリカに、恐慌などはありえないことである。
企業よ、既存の思い上がった不吉なマスコミに依存す
るな!
これもまた、企業のモラルとして問われている課題で
ある。
梅士 Baishi