毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

自分の周りから学べる材料が…東京~函館~北斗市

2007年12月14日 19時26分57秒 | Weblog
学校の教壇から講義をする事ばかりが指導ではありません。また、社会的な地位の高い人だけが指導者でもありません。指導者は我々の周りにいくらでも存在します。
とりようですが乗り物の中で横暴、無礼、行儀の悪い中年男性から学ぶ事もあります。
誰もが人々から好かれ、慕われ、尊敬されたいと思っている事でしょうが、この嫌われオヤジは、人が人に嫌われる行いを実践して見せてくれているのでしょう。皮肉にも無料講習を受けているようなものです。あのようにすれば嫌われる…

家づくりの工事現場に行くと、それこそ多くの学びを得る事が出来ます。
先ず現場で働く職人達の話を聞いてから指示する現場管理者と、一方的で命令調に指示する管理者では、当然ながらその後の作業効率が異なって参ります。
作業指示は現場の進捗状況や内包された様々な課題を掌握した上でなければ、的を得た指示になりません。横暴な振る舞いは、当然、そこで陣頭指揮を行っている大工さんの棟梁さんに対して、心情的な不信感を与えます。

特に建築現場では、実際に工事を行う作業員が持つ情報がとても大事なものとなります。
現場の知らないホワイトカラーのエンジニアは、現場で実現出来ない理屈を並べる事が多く在ります。現場の職人に尊敬される学者やエンジニアの方々は、必ず、現場に精通しています。日本の住宅建築に携わる学識経験者の方々にも、この自分では実際に出来もしない理論を平気で押し込んでくる輩がおります。

日本の建築基準法なども、多くが現場の知らない学識者によって構築されているようにも思えます。高学歴のエンジニアの方々は、建主さんからお金を戴き、実際に足場の上で作業をする人々を見下げるような態度を示す人もいるのです。
真実は、デスク上の理論上ではなく、営業現場、工事現場、生活現場にあるのですが…

先日は山形県天童市、東住宅産業さんのファースの家の工事現場を、中国大連理工大学教授で建築学博士の唐 建 教授の是非ともの要請で視察を致しました。
唐教授は、通訳さんを通じて真剣に大工棟梁さんから現場の様子を聞いていました。
写真は左から唐教授、隣が棟梁の豊嶋さん、白鳥社長、前が助手の韓さんと白鳥常務です。
輻射熱で床、壁、天井の温度がほぼ同じになるファースの家を体感したあとなので、その施工中の工程をとても熱心に見学しておられました。

今日は、東京から本社に戻り来客対応を行い、夜はファースの家、新築着工研修会を行いました。
今日、北海道札幌市は大雪のようですが、ここ北斗市は穏やかな一日でした。
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デジタルとアナログの融合が…天童~山形~東京浜松町~大崎

2007年12月13日 19時49分46秒 | Weblog
コンピューターが普及してから時代の変わり方は、本当にそのスピードが凄まじいものがあります。これは私だけでなく誰もが感じている事でしょう。
この速さには、私どものような古い時代の人間は中々付いて行けないのも当然でしょう。

そもそもの携帯電話がポケットに入る大きさになり、しかも何処から、誰にでも自由に電話出来るようになるとは、十数年前まで夢のまた夢のようでした。
このように居ながらにして世界に飛び交う情報を捉まえる事が出来るのですから、その情報を持てるものと、持たないもの情報量は1,000倍以上にも及ぶと言われます。

このIT時代では、ネットで飛び交う情報をどのように捉え、どのように処理して活用するかにかかっています。
まず、溢れる情報を確実に捉まえる行為が伴わなければなりません。
パソコンアレルギーで、ビジュアルを立ち上げる事も出来ない人も多く存在しますが、せめて立ち上がったパソコン画面で情報を見れる作業だけは覚えましょう。

このネット上に飛び交う情報を捉えたとしても、捉えただけなら何の成果も得られません。
情報を生かすための知恵と工夫が必要です。
私達が行うファース展開も、建主さんの殆どが、ネット上でファースの家の詳細な中身を確認しています。

このブログが載っているオフシャルサイトやリンクしている全国200社のファース工務店の皆さんの活動内容、ユーザーさんの情報が摑めます。
成功している工務店さんの多くは、ネット情報を上手に活用しているのですが、その繰り出す情報には、関わる人々の心情や気持ち、つまりハートを感じる事が必要なのです。

とかくネット情報は無機質、無感情に配信されているもの大多数ですが、そこにホットな感情が複合しますと見る人の心を捉える事が出来るようになります。

写真は昨日、仙台市内の㈱武海建設さんのファースの家モデルハウスで撮りましたが、向って左が企画室長の早坂淳一さん、右が社長の荻原 武さんです。
「たけみの家」で検索出来るホームページを企画運営しているのが早坂さんですが、この「たけみの家」には萩原社長の長年の経験に加え、住む人重視のハートが篭っています。

家には長年の経験に基づくアナログ情報と、それを包んで発信するデジタル情報が完全にコラボレーションする必要があります。仙台の武海建設さん、そして天童の東住宅産業さんも、アナログとデジタルの整合を強く感じてきました。

今日は、山形県から東京事務所に移動し、来社戴いた資材メーカーの役員さんと情報交換を行いました。
明日、北海道北斗市の本社に戻りますが、明日の北斗市の天気はどうでしょうか…
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真心は国境や言葉の壁を越える…仙台~山形県天童市

2007年12月12日 23時56分36秒 | Weblog
先月の中国北京、大連の訪問後、中国の方々との交流が多くなりました。
日中友好健康住宅推進協会、理事長の山口隆道氏を中心として、北京の建築専門学校の関係者、そして日中関連の輸出入ビジネスを展開している、ビジネスマンとも多くの情報交換が出来るようになりました。
それでもやはり言葉の界壁は大きいものがあります。
私のように英語どころか、日本語もままならないものにとって、中国語のような外国語にはいつも翻弄され回っています。

特に中国の人々と、家づくりの技術的な意見交換、情報交換を行うには、専門語の訳し方が大変に難しくなります。
家の部材の多くは、日本人が勝手に訳して作った日本英語なるものが存在しています。
また断熱材のウレタンフォームやスチレンフォームなどを中国語に訳す方法が判りません。建築業界にはこのような専門用がとても多いのです。

今日は先月、訪問した中国、大連理工大学の唐 建教授が、アシスタントの韓さんを伴って日本の高性能健康住宅の体験視察に訪日いたしました。
現在、建築中のファースの家、施工後のファースの家、床下や天井裏を見れるファースの家が多く存在する場所として山形県天童市の東住宅産業さんを訪問いたしました。

写真はその東住宅産業さんの社屋前で撮りましたが、向って左から常務で社長夫人の白鳥明美さん、社長の白鳥功さん、私の隣が唐 建 教授、アシスタントの韓 佳紋さん、そして課長でファースの家に住んでおられる藤木朗さん(彼のブログはリンクしています)です。
中国の断熱材の使用法、高性能サッシやガラスの使用法は決して劣っていないどころか、日本の標準よりはるかに進んでいるところが多くあります。

それでも唐教授は、ファースの家の必要最小限の換気で吸入した空気を調湿、洗浄して使用する方法や断熱、気密の施工法をとても興味深く、見学体験しておられました。
通訳は、白鳥常務さんがアテンドしてくれた天童商工会議所推薦の大連出身で天童市に嫁がれた小島麗子さんが務めてくれました。
通訳の小島さんは、工学博士で大学教授の建築専門用語に苦労しつつも意思疎通はしっかりと為されました。小島さんの強い意気込みにも感心です。

東住宅産業の社長さん、常務さん、またファースの家のユーザーさんなど、今日お逢い出来た人々のキラキラと輝く瞳に真実が込められており、真心さえあれば、言葉の壁や国境と言う界壁も越えられるのだと実感した一日でした。
明日は午前中に東京移動して東京事務所で業務を…
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物の歴史は人の歴史なり…北斗市~函館~東京(浜松町)~仙台

2007年12月11日 21時04分16秒 | Weblog
発明王エジソンは、電灯、レコードなど現在のハイテク機器の元をつくりました。
現在の照明器具、オーディオ機器はこのエジソンの発明が根源になっていると言われます。
なにげに使用する、ノートや鉛筆、そしてこのパソコンも一番最初に原型が出来上がり、それに多くの人々が知恵や工夫を加えながら、市販される物へと進化して行くのでしょう。

家づくりに使用し、木材の表面を綺麗に仕上げるカンナにも多くの種類があります。
木肌に見事な艶を出すためには、一番最初にかける荒カンナ、中カンナ、そして最後に仕上げカンナで仕上げます。このカンナを作り上げるには、大工が刃物鍛冶屋の職人と一緒になってカンナ刃をつくり、刃を収める木台を自らが固い木を削って造った言います。出来の良いカンナは、肩の力を抜いて腰を入れて引き込む事で穏やかで気品の高い木肌に仕上がると言います。

このカンナにも平らな面を仕上げるもの、凹部分を仕上げるもの、凸部分を仕上げるもの、またチョンナと言って、木肌に魚の鱗状の凹凸をつけて仕上げるものもあります。
カンナに限らず木に四角い穴をあけるノミもまた、穴の大きさや、入り隅を円く削るものなど、一人の大工さんでも10本以上の種類のノミを持っています。
この一つ一つの道具にも多くの人々の歴史があるのでしょう。

今日は、東京浜松町のJR金橋口を出たところにある蓄熱暖房機のメーカーで日本ステーベル株式会社を訪問しました。写真は藤城社長さんと本社で撮りました。
蓄熱暖房機の歴史は、ヨーロッパでは長い歴史があると言いますが、日本では決して古いものではありません。
私がオール電化住宅を造り始めた、昭和60年代の終り頃は、国内にあった蓄熱暖房機はとても粗末なものでした。しかし、蓄熱暖房機と聞けばここに関わった多くの人々の顔が浮かんできます。

今日、訪問した日本スティーベルさんも様々な時代の荒波に翻弄されながらも、現在でもトップクラスのシャーを保持しております。今年、若い藤城さんが社長に抜擢されました。
彼もまた、蓄熱暖房機の市場を懸命に開拓してきた、先輩の方々の歴史に上に存在するのでしょう。
蓄熱暖房機は、深夜電力の余剰設備を有効活用する事で発効率を向上させ、エアコン暖房と組み合わせる事でとてもクオリティーの高い暖房を行う事が出来ます。

次世代感覚を持った藤城社長は、単に寒い家を暖める暖房機から、エアコンとセットになり、温度微調整も可能であり、真に省エネでCO2排出削減に貢献し、更に質の高い暖房空間をつくる、新しい時代の蓄熱暖房機の歴史を創って行く事でしょう。
今日は北海道から東京にフライト移動し、夜には仙台に入りました。
明日は山形に…
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苦難をエネルギーに吸収できれば…北斗市

2007年12月10日 19時00分34秒 | Weblog
先日はプロ野球の星野ジャパンが北京五輪出場権のアジア大会を制し、オリンピック出場が決定し、多くの日本国民が喝采を送ったところです。野球の場合、五輪での試合数が限られるため地域代表を選抜するのだそうです。
個人競技の場合は、日本国内のベスト3以内に入らなければ五輪には決して出場出来ないと言う事です。

今日はひょっこりと、姪っ子の佐々木琴美(写真)が私の執務室に顔を出してくれました。彼女の夫君は、現在、ヨーロッパ遠征からロシアに移動して国際転戦を重ねている、バトミントン選手の佐々木 翔君です。
彼は、先般の全日本選手権で宿敵の日本チャンピオンだった佐藤翔治君を破り、念願の日本選手権を制し、日本チャンピオンになりました。

バトミントン競技では、女子ダブルスの「オグシオ」(小椋さんと潮田さん)コンビが大人気となっています。
その女子の陰に隠れた感がありますが、男子の五輪出場権争いも、とてもドラマチックな展開となっております。
佐藤翔冶君と佐々木翔君は同じ高校の同期生で、常に日本選手権のトップ争いをしてきました。
国内での二人は、群を抜く強さを保持しながらも最後は、佐藤翔冶君が常に日本チャンピオンの座を譲りませんでした。

佐々木翔君が日本のトップになったからと言って五輪出場が決定した事になりません。
マラソン選手も五輪選考大会で優勝しても、それまでの戦績など実績がなければ、選考されない場合もあります。
バトミントンの場合も佐藤翔冶君の優位は揺るがないのでしょう。
しかし、翔君の五輪出場を叶えるため、懸命に激励の寄せ書文を集める姪っ子の姿を見て、何とか佐々木翔君も五輪選手に出て欲しいと強く念じざるを得ないのです。

五輪代表になると言う事は、多くの方々の期待を一身に背負っております。
強い選手はこのプレッシャーをエネルギーとして吸収できるのだそうです。
五輪候補になるような強い選手の誰もが、自分自身にとても厳しく、まさに自分を自身で鍛錬をしていると言います。
佐々木翔君も、ライバルの佐藤翔冶君も、まさに自分自身と闘っているようにも思えます。
この厳しさや苦難を心地よく感じた時にこそ、本当の自力を出せるのでしょうか。

スポーツは、勝っても負けても長い人生の壱ページなのですから、選手も、応援する方も、悔いの残らないようベストを尽くしたいものです。姪っ子の琴美は今日の夕方のフライトでロシア遠征から帰る翔君を迎えるため、東京に戻って行きました。
写真に写った背景の絵画は、上磯町の前教育長、田中則夫さんの奥様、恵美子さんが描いてくれた「翔ぶ」と言う絵で、翔君の飛躍を念じているような絵画です。

今日はとても穏やかな天候の北斗市でしたが、私も明日は東京へ…
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心の財産より大きなものはない…北斗市

2007年12月08日 15時26分46秒 | Weblog
自分一代で大きな資産をこしらえた資産家が亡くなられ、その葬儀に参列する機会がありました。
彼には戦中、戦後を通じ、様々な仕事をして懸命に奮闘しながらつくった資産がありましたが、その資産家の割りには葬儀の参列者が少人数だったのが印象的でした。
その彼が亡くなった後に残したものは、彼の遺産を巡る相続争いです。
腹違いの遺児6名、前妻、後妻、正妻が入り乱れての何とも醜い罵り合いをしています。
彼が懸命に頑張って残したのが、遺族の醜い遺産奪取の紛争ではなかったはずです。

20年前、私の義兄(直ぐ上の姉の亭主)は52歳で亡くなりました。
公務員だった彼は多くの財産を残す事など出来ませんでした。しかし彼の葬儀には、会場に入りきれずに会場の周りに焼香の列をつくる多くの人々が参集いたしました。
彼は、私がまだトビ職の時代でしたが、東京に出て独立する際、思い悩む自分の気持ちを、津軽海峡に面した海岸に出て、岸壁に打ち付ける波の音に合わせ、一言一言を頷きながら、じっくりと話しを聞いてくれたのが昨日の事のように覚えています。

「男の甲斐性、思い立ったら試してみなさい」と言う彼の進言が、私を東京へ旅立たす決心をさせました。
彼は、その後も時あるごとに私を励ましてくれたものです。
彼が居なければ現在の自分も存在しなかったと思われます。
その彼がガンに侵されあっけなく亡くなりましたが、その彼の葬儀で遺影に向って号泣する人々が大勢いたのです。
彼は、私だけでなく、職場の部下や仲間達にも多くの心の財産を残して逝ったのです。

遺産とは何かと考えた時、お金や土地、屋敷などよりむしろ、心の財産は多すぎる事などないように思えました。
今日は、この北斗市の教育界に尽力され、リタイヤした後に奥様と一緒に子供さんの住む本州に移住された方から在職中のお礼状が届きました。
彼もまた多くの心の財産をこの北斗市に残して行きました。
手紙に返事を書きながら本当に意義のある財産とか遺産をとは何かを、あらためて感じ、今日のブログとなりました。

今日、土曜日の北斗市は朝から穏やかに晴れ上がり積もった雪が間もなく無くなりそう…
写真は東京に住む孫の穣太郎が正月帰省の変わりに、ひょっこりやって来て会議室で撮りました。
この穣太郎たち孫達にも心の資産を残したいものです。
明日の日曜日は久々の休養日になりそうですが、お天気が続く事を念じます。
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創業は易し継続は難たし…宇都宮~東京~函館~北斗市

2007年12月07日 18時33分38秒 | Weblog
我々のような創業者の苦労話が後世になって、美談のように言い伝えられる事があります。
最初から大きなこころざしを抱いて創業を行う人など現実には、ほぼ皆無に等しいのです。
食べるために、少しでも多くの稼ぎや報酬を得るために行った行動が、企業の創設と言う事につながり、気付いたら企業人となっていたと言うのが殆どでしょう。

創業時には、その行動が苦難や試練などだと思う余裕すらないと言うが現実です。
創業者が、自分自身や自分の企業が、社会や世間に対し、どのような貢献をし、何に寄与するのかと言う崇高な次元に辿り着くのは、企業人として、本当の経営とは何なのかと言う現実に気付いた時であると思われます。

自らが興した企業を維持、発展させるためには、大勢の人々で構成する企業を、組織的に連携し方向性を一本化するため、企業理念の統一をはかる必要が出て参ります。
「経営理念」の持たない企業も存在しますが、多くの無駄を抱えざるを得ません。
「経営理念」で、社員や取引関係者に企業の方向性をしっかりと明示する事で、関係者が心をひとつに統一する事が出来るようになります。

しかし、現実に地域密着する工務店に「経営理念」などを持たない所が多く存在します。
この厳しい時代に、それでも工務店として存続しているのは、経営者の神通力、求心力のみが作用しているのです。
企業創業者にもこの神通力と求心力がありました。
ところがこのような神通力の作用も、時代潮流とともに色褪せてゆく場合があります。

ファース本部では、ファース特別講座のハウジングアカデミーを開講し、新時代に見合った受注方法、営業トーク、現場公開の仕方、顧客対応の方法、図面の書き方、潜在経費の削減方法などを内容した講座を行っております。
工務店経営者に、時代に見合った求心力を持って戴く事が目的です。

今日は、5期生の最終セッションの講座があり、東京会場で当方も1時間の講義を行って参りました。
写真は愛知県西尾市宅野島町郷中82 いしかわ建築 代表の石川 実さん、講師の田中道夫さん(右)と講義の後に撮りました。
石川さんは3代目の経営者ですが、真面目一方で培った先代、先々代の跡を継ぎ、やはりそのDNAをしっかりと受け継いでいます。
そして今、懸命に時代の潮流に矛を合わせるために猛勉強をしています。

「創業は易し継続は難たし」と言う事でしょうか。
今日も宇都宮、東京そして北海道と大移動でしたが、週末、週明けは本社に居られそう…
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自然の猛威は遅刻の理由にならない…北斗市~函館~東京~宇都宮

2007年12月06日 21時31分20秒 | Weblog
滋賀県の琵琶湖の畔の山陰に国内屈指の豪雪地帯があるそうです。
琵琶湖の湖面から蒸発した水分が上空で冷やされて、北西からの冷たい風に冷やされて雪となり、山の峰から平地にかけて猛烈な勢いで降注ぎます。
その山の反対側は、カラカラに乾燥した空っ風が吹き荒れるのです。
これを自然の節理と言うべきなのでしょうか。

今日は栃木県宇都宮市の販売代理店、株式会社 シノザキと、三協立山アルミ宇都宮支店が主催する、工務店経営者セミナーの講師を務めるため早朝に函館空港に向いました。
ところが猛烈な降雪のため滑走路の除雪が間に合わず、上空で旋回待機していた東京からの飛行機が、燃料不足で已む無く千歳空港に向かい、その飛行機を使用する東京行きは欠航となってしまいました。
除雪後の最初に飛び立つJALの飛行機に乗り換えて向いましたが2時間の遅刻となります。

セミナー内容を急遽、1部と2部に分けて1部をたまたま東京に居た扇常務(推進本部長)に頼み、何とか2部には間に合いましたが、関係者の方々に本当にご迷惑をお掛けしました。
もっとも扇常務の講話も当方とは一味異なり、好評なのですが…
それにしても、昨日から降雪は私でも経験した事の無いほどの異常な降り方でした。

セミナーに穴をあけ、自然の猛威だから致し方ないなどとは絶対に言えないのです。
真冬には今日のような事も在り得る事で前日移動を敢行しておくべきなのです。一昨日に関西から帰社したばかり、昨日は社内業務が山積していたのですが昨日中に移動出来ない事もなかったはずです。
飛行機の欠航、列車の遅延、自動車の事故、渋滞など、予期せぬ事態があるものですが大勢の人様を参集させ、そこに行けないと言う事は、怠慢以外の何ものでもないのです。
講師を受けたセミナー遅刻が悔やまれます。

今日は結果オーライのようでした。
ジャンルの異なる切り口で講話する扇常務とジョイント講演も出来ました。
写真は宇都宮市泉町、割烹たかしまで、女将さん(中)と、市内のファース工務店、ハッピーハウジングの徳澄社長(手前)当社の扇常務を撮りました。
高級割烹たかしまの女将さんは、ファースの家のユーザーさんで熱烈なファースと施工した徳澄社長のファンです。
今日は徳澄社長にもゲスト講話を戴き、1部講師の扇常務、そしてファースの家の住み心地を熱く語ってくれる女将さんとの楽しいひと時でした。

猛烈な降雪の北海道でしたが、関東は雲ひとつない快晴…
明日は東京でハウジングアカデミーの最終日の講義を行ってから北海道に戻ります。
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素晴らしい高校生がいる…北斗市

2007年12月05日 18時06分28秒 | Weblog
昨日の事ですが、京都駅に滑り込んで来た新幹線の車両には、二人の乗客しか乗っていませんでしたがコンコースに待機していた団体の高校生が、私達、一般乗客のあとに乗り込んで来て、その車両がちょうどいっぱいになってしまいました。
結局、一般乗客は私達4人だけで全てが男女混合の高校生です。
いつも車両に乗り込んでからパソコンを取り出し、仕事する自分は、この団体高校生の喧騒で仕事など出来ないのでは覚悟をしたのです。

ところが各座席に着座して落ち着くまでに多少の話し声が聞こえましたが、数分もしたら車両の走行音だけが聞こえるだけで、高校生達の静寂ぶりに驚いたものです。
やがて昼食の弁当が配られましたが、その際も当番と思われる生徒の無駄の無い動きで、声を掛け合う事も全くありませんでした。

車内販売の方の売り声が車両の中の隅々まで聞こえるくらいですから、高校生達の話し声など殆ど言っていいほど聞こえません。
決して選ばれた特別な生徒ばかりではないようで、はち切れそうな太腿を露出した女子高生、腰に引っ掛けたズボンをはいた男子生徒も大勢含んでおりました。
公共でのマナーやルールを徹底教育されているのだと思われます。
引率の先生方も特別、生徒達を制するような場面もありません。

高校生達は、静かに着座し、食事を済ませ、それぞれが持ち込んだ単行本や雑誌などを読み耽っておりました。
突然、通路を挟んだ席のビジネスマンと思われる人の携帯電話の着信音が激しくなり、バツの悪そうな顔した彼が、デッキに飛び出して行きました。
今時の高校生の殆どが携帯電話を持っていると思います。
その車両の高校生達に携帯を禁じているのか、電源を切らせているのか判りませんが、電話のために席を外す高校生などは一人もおりませんでした。

さっき、恐縮してデッキに駆け込んだビジネスマン風の青年も、席に戻って回りの人に盛んに謝っておりました。
この高校生諸君の粛々とした団体行動に彼自身が自分の無作法な行動に気付いたのだと思われます。
彼の今後は、間違いなく携帯をマナーモードにしてから車両に乗り込む事でしょう。
空虚になった若者達と言う声も聞こえますが、これからの日本を支える高校生も教育しだいでは、素晴らしい社会人に育つ事を知って安堵したのです。

写真は大雪に見舞われている北斗市にある本社の前で撮りました。
下校途中の上磯中学校の生徒ですが、ここの生徒達も「お疲れさん!」明るい挨拶の出来る子供達ばかりです。
我国日本、まだまだ大丈夫…
でも、この大雪で明日の栃木出張が気になりますが…
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リーダーは孤独なもの…滋賀県栗東~京都~東京~函館~北斗市

2007年12月04日 20時48分06秒 | Weblog
自分ひとりの生活もままならない人もいるものです。
一方、多くの方々の生活を多方面から支えているリーダーも存在します。
私も一人の職人として過ごした時期がありましたが、肉体を動かし、たくさん食べて、夜はぐっすり眠れたものです。
企業を経営する人々の多くが不眠症に悩まされていると言います。

勿論、企業経営者だけが苦労しているわけでありませんが、悩める質が異なるのでしょう。
創業者の殆どが、自分の全ての資産を担保にして事業投資をしており、破綻を招くことになれば、家屋敷の全てを失うことになるのです。それに社員など、企業関係者の生活の基盤を担っているのですから、相応の緊張を余儀なくされます。

日本の社会保障制度は、正当な理由があって働けない人には相応の生活が出来るよう、セーフティーネットが組まれています。正当な理由がなくして働かず、貧乏をしている人には、日頃の悩みなど、きっと無いのだと思えてなりません。つまり、悩みが多いほど社会的な責任を果たしているようにも思えます。
悩みには、仕事だけでなく、健康問題、家族問題、対人関係などと色々ありますが、そのようなものは、誰もが共通して持っている悩みなのです。

リーダーの悩みになれば、自分自身の事よりも、会社と言う組織の在り方、外部環境と経営状況、社員の健康、社員の家族問題、明日、来月、来年、2年後、5年後、10年後の業績見通しなども含め、悩める質が異なるのです。
人は、苦悩する分だけ人間力が大きくなって行くと思います。

偉大なリーダーほど苦悩する量が大きくなるのでしょう。
当然、その苦悩を上手に消化してゆく術も身に付けていなければなりません。
大いに苦悩し、その苦悩をバネにしてこそ、本当のリーダーになって行くのでしょう。

写真は、今日、訪問した滋賀県栗東市のファース工務店、AIS建設株式会社で撮りました。
真ん中が社長の濱田恵美子さんと会長でお父さんの濱田義之さんです。
濱田恵美子さんが社長に就任してから満2年を迎えますが、お父さんのサポートを受けながら、この厳しい住宅市場において顧客優先の立場を堅持しながら着実に経営者としての器を備えつつあります。
リーダーになるべくしての苦難の道を、今、辿っているのでしょう。

誰もが辿る道ですが、厳しいいばらの道を渡り切る事で、人様を幸せに出来る自力が定着して参ります。
若きリーダー達は進んで苦悩を背負うべきでしょう。
北海道に戻ったら深々と雪が降り積もっておりましたが、まだ積もりそう…
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技術は毎日、進化する…滋賀県草津市

2007年12月03日 21時33分43秒 | Weblog
電気機器を、少しでも省エネ機能を向上させ、使い易く、そして安価で販売で出来なければライバルメーカーにあっと言う間にマーケットを奪われてしまいます。
各メーカーはまさに熾烈な競争を行っており、商品開発、市場開発、技術開発などが同時に進行しなければ直ぐに遅れをとってしまいます。
少しの停滞が商品の陳腐化に繋がり、ライバルメーカーの厳しい攻撃に晒され、奪われた市場奪回に長い期間を要します。

今日は松下電器産業、松下ホームアプアラインス社(旧エアコン事業部)を訪問し、開発と生産の現場を直接見学する機会がありました。また、松下電器産業の講堂で大勢の技術者さんを対象に「オール電化と家の性能」と言う題で2時間の講演をさせて戴きました。
演壇からエアコンの一流エンジニアの方々が、学識経験のない私の話から、家づくりを現場で行う者の実践法、更にその思想を吸収しようとする真剣な眼差しを強く感じました。

写真は、講演の後に撮ったのですが、私の向って右が既に18年ものお付き合いで、出会いの頃、私にエアコンのいろはを伝授してくれた主任技師の田口 章さん、左がエコキュートの開発部門を率いるグループマネージャーの室園宏治さん、主任技師の西原義和さん、後ろ左が営業推進チームリーダーの山向(やまむか)昌樹さん、同じくグループマネージャーの水野三津夫さんです。
水野さん達の市場調査、市場開発チーム、そして室園さん達の技術開発チームが連携しながら平行しての研究開発が進んでおりました。

エアコン業界は、冷暖房を行う際のエネルギー消費効率(COP・消費される電力の何倍のエネルギーを取りだすか)を懸命に競っています。
私達はこれをCOP競争と言っておりますが、各メーカーが死闘を繰り返しています。
例えば、エアコンの空気の流れをコンピューターで制御して無駄のない冷暖房を行う技術、熱交換部材の形状を工夫して熱を捉まえ易くする技術、送風機のファン形状を変えて風量を大きくする技術、この全てがCOPの向上に寄与するのだそうです。

エアコンのエネルギー消費効率を上げると言う事は、即省エネ、温暖化防止に繋がります。この激しいエアコンの性能競争に比べ、その機材を有効に活用するための住宅性能の競争が完全に出遅れているのが実状です。
例えばCOP 3.0のエアコンを、住宅の温熱性能をフィットさせる事で倍のCOP6.0(電気量が半分になる)で使用する事も可能なのです。

住宅産業の温熱性能競争も本来は、COP競争と同じ視点と土俵で行われるべきものです。
これが全く実施されていないと言う事は、今後の展開しだいでは、家庭から放出させるCO2削減を大幅に実施できる可能性がとても大きいのだとも言えるのです。住宅業界に本音と皮肉も…
住宅も価格だけでなく、CO2の削減数でも競争をし合いましょう。
ファースの家は断然のトップに…

茨城、北海道、兵庫、滋賀と動きの大きな数日でしたが、明日は栗東の工務店さんを訪問後、東京に戻り、夕方のフライトで北海道に帰社する予定です。
北海道は大雪のようですが…
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優秀な社員を辞めさせない方法…兵庫県丹波~京都府~滋賀県草津

2007年12月02日 22時04分54秒 | Weblog
ヤフーの検索エンジンの表紙に「優秀な社員を辞めさせない方法」と言う見出しがあり、次のような16項目の内容が記載されておりました。
1・企業文化を正しく伝える。2・規律の範囲内で自由を与える。
3・多様性を大事にする。4・良き企業市民である事。5・正しく褒める事。
6・福利厚生で工夫を。7. 従業員のニーズは変化する。8・従業員は偉大なリーダーに。
9・定期的な面談を。10・仕事のし易い環境を。11・仕事とプライベートのバランス。
12・休暇を強制する。13・雇用者と雇用主の信頼関係を。14・雑草を排除せよ。
15・新人の発掘を。16・季節ごとに大切に思っている事を伝える。

社員採用の際は、1の企業文化や理念をしっかりと理解させ、共感を得てからの採用は、当然の事と思います。
その他の様々な事を羅列するなら16項目どころか100項目でも足りないのではないでしょうか。
社員はコストでなく資産なのだと言う、有名な経営学者の言葉があります。
会社は、役員、社員、協力者も含め、関わる人々とのコラボレーションの上で成立しているのでしょう。

特に家づくりは大勢の人々の支え合いで行われます。
30業種の職種が相互に織り成し、数百人の人々が表になったり裏になったりの協力し合いで家が竣工します。
上記の16項目以外にも数え切れない約束事があり、それを実践しなければ、建主さんが生涯にわたり、満足する家にはならないのです。
従来から行っていた工務店を元請とした下請けや孫請け制度などは、最も悪しき風習であり、抜本的な改革が不可欠なのです。

そもそも家づくりを行う工務店は、社員さんと協力業者さんを同等の存在として位置づける必要があります。
優秀社員に辞められない方法、そして同時に優秀な協力業者さんに逃げられない方法も見出す必要があるのです。

企業を動かす人間は、人様を心から愛せる事によって、優秀な社員さん、優秀な協力業者さんに辞められたり、逃げられたりするどころか、益々慕われる事になるのでしょう。

写真は今日の日曜日、丹波市氷上で行われたタニミズ住建さんのファースの家、完成見学会で撮りました。
神戸市から駆け付けてくれた大手建材商社、津田産業株式会社、副本部長の長嶺建治さん(向って右)はじめ、住宅資材なかみち社長さんなど、タニミズ住建さんの家づくりの仲間の皆さんと楽しい展示会の一日を過ごさせて戴きました。

兵庫県丹波から滋賀県草津に移動してきました。
雪景色の冬化粧の整った北海道と異なり、丹波も草津も未だに暖色の緑が目に眩しく感じます。
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送る人がいて出迎える人がいる…北斗市~函館~東京~大阪~丹波市

2007年12月01日 22時39分23秒 | Weblog
いつも見慣れた光景ですが函館空港のロビーでは、北海道で発売が再開された話題(賞味期限問題)のお菓子を土産にした大勢の人々がおり、名残惜しそうに見送る人も、その人数と同じくらいおりました。
東京で乗り換えて伊丹空港に降り立ったら、迎えの客が極端に少ないのは、東京と大阪間の乗客の殆どがビジネスマンで、客層の違いからのようです。

ローカル空港では、やはり家族連れやプライベート顧客が多くなり、別れを惜しんで涙する人々が多くおります。
家族や恋人から送られて旅立つ人々は、多くの哀愁を胸にして機上の人となるのでしょう。
飛行機に乗ってからも、見えぬ人々に思いを馳せている様子が解ります。
ほんの暫しの別れなのか、次にいつ逢えるか解らない別れなのか、空港で別れる人々の胸中も百人百様なのでしょう。

私のように、ほぼ毎日のように仕事で飛行機を利用していても、別れる時の心情をいつも思い知っているつもりです。
いつかもこのブログに書きましたが、必ず再会出来ると言う保証のある別れなどはないのです。しかし、向こうに誰かが待っている人がいるから行くのでしょう。
理由は仕事であれ、家族であれ何であれ、自分を待っている人がいる…

伊丹空港に降り立ったら、ファース販売代理店、丹波地区「住宅資材なかみち」の中道社長さんの出迎えを受けました。
この地域は中道社長がモチベートされ、丹波市氷上のタニミズ住建さんと丹波市春日の春日工務店さんの二社のファース工務店があります。
今日はタニミズ住建さんのイベント参加で訪問しました。
丹波市に着いたらファースの家の完成見学会を行っているタニミズ住建の谷水社長さん達が待っていてくれました。

写真は、そのタニミズ住建さんのご案内で「黒毛和牛焼肉かわむら」と言うお店で撮りました。
私の隣がこの店の女将さんと谷水社長、左が中道社長とご子息の専務で、前列が谷水社長のお嬢さんと妹さんです。
私が来たら是非にと待っていてくれて、絶品の焼肉料理をご馳走になりました。黒毛和牛のホルモン鍋、タレ加減が絶妙です。

人が待っていてくれるとはとても幸せな事です。
私が金儲けのガリガリ亡者だったら、この方々がこのように出迎えてくれたでしょうか。
いつまでも人が待っていてくれるような人生をこれからも過ごして行きたいのです。
明日の夜は滋賀県に移動を…また異なる人々が待っているかも…
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