毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

頑固さは立派な経営資源となる…東京~函館~北斗市

2007年06月14日 20時10分11秒 | Weblog
頑なに自分の行ってきた家づくりの手法を変えようとしない工務店経営者が居ます。
時代が変わった…だからその時代に見合った手法がある…
その工務店の経営幹部やスタッフは、時代遅れになる事を危惧して進言いたします。
それでも動じない工務店経営者を私は大好きです。

日本の家づくりの歴史は、様々な知恵や工夫で高い技能を育んで参りました。
湿気の大いに夏場、カラカラに乾燥する冬場、そのような独特な気候にフィットした家づくりのノウハウを積重ねて来たのです。昨今、プレカットなどと言う、木材をコンピューターで切り込みを行うシステムが一般的となりました。

精度が高く、信頼のできる正確さで構造木材を加工できる技術です。
加工時間が短く、組み立て施工も早く、工程管理がし易く、無駄を省き、竣工後のクレームも少なくなる事から、現在、国内の木造住宅は85%がプレカットで行われていると言います。そのような時代背景の中で、頑なに手刻みを行う家づくり…
時代遅れと言われるかも知れません。頑固者と言われるかも知れません。
しかし、手刻みの家づくりは完成後、ほのぼのとした温かさを感じます。
つくりだすものの手の温もりを感じ取る事が出来るのです。手刻みは自由自在に建主さんの想いを構造体に活かす事が出来ます。だから頑固者の経営者は拘るのです。

中にはただ意地を張るだけの無意味な頑固さもありますが。また、強かな頑固さには、作り手の願いや技能を継承する意味もあります。
家づくりにおける頑固さは貴重な経営資源となるのです。

写真は昨日、訪問した舞鶴市のファース工務店、久保工務店で撮りました。
右から二番目が代表の久保秀美さん、右端が三協立山アルミ、福知山営業所の笹原智之さん、私の隣りが久保工務店、お客様担当、嵯峨根こずえさんです。
久保さんの頑固さは天然記念物に匹敵するほどですが、その拘りが現在の厳しい、状況の中で強かに息衝いています。
この拘りが大きな経営資源となっています。

今日は午前中、東京特別研修、三期生の最終セッションで講話を行い、この培った頑固さは貴重な経営資源である事、そしてその頑固さを上手に売り物にする手法を話しました。
頑固な家づくりの拘りとは、自分の本望で人様を幸福にする手立てと思って疑わない事なのでは…
最終便で梅雨の雨が降り出した東京を飛び立ち、爽やかな北斗市に戻りました。
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恥ずかしい言葉の「忙しい」…岡山~福知山~舞鶴~京都~東京

2007年06月13日 21時45分34秒 | Weblog
忙しいと言う言葉の「忙」は「心を亡くす」と書きます。           
忙しいを、何かの依頼を断る理由にするとしたら最も工夫の無い言葉なのです。 仕事の出来る人や責任感の強い人は「忙しい」と言う言葉が自分の恥を曝す言葉だと思っています。したがって忙しいと言うのは絶対に禁句となっているのです。
忙しい、忙しい、忙しい…三回続けて言うような人に仕事など依頼出来ません。

時間は作るものであって与えられるものでありません。忙しいと言わないのは良いのですが、何でも引き受ける人も仕事が中途半端になります。時間は誰にでも平等に分け与えられ、その使い方で仕事の成果が全く異なってきます。                                   
勿論、時間を有効に使おうとして寝ないで仕事をしたら身体が維持できません。
ビジネスをこなすには、スピードが要求されます。それは需要と供給が時間差で稼働しているからでしょう。人間自身の寿命も大きく関わっているのですから…                                       
ただぼんやりと空を眺める時間も必要でしょう。しかし、切り替えも必要です。 仕事モードの時は喫茶店でコーヒーを飲む時も、情報誌や資料などで情報を取り込みます。
上手にその時間を使いこなす人は、けっこう睡眠時間もとっているようです。
私達は、いつも仕事モードだけで時間を過ごしている訳でありません。     ビジネスでも市場課題、顧客ニーズなど全く異なる内容となります。      それ以外にも、家庭環境、交友関係、趣味などと過す時間は多岐にわたるのです。                     
私、自分自身の経験から言うと情報収集、分析、企画運営、その他の事など、現在行っている事一点に集中する事です。そして、次の課題に一気に切り替えられる事がポイントと思われます。この切り替えが出来れば「忙しい」と言う言葉を発しなくなります。

今日は瀬戸内の岡山から日本海側の舞鶴、福知山、綾部、そして京都を経由して東京に戻ると言う日程でした。これでも総理大臣の日程から見ればまだまだ序の口か…     

写真は今日13日の午前中に訪問した綾部市のファース工務店、左瀧建設㈱さんの本社前で撮りました。向って左が左瀧社長さん、右が販売代理店、㈱ウエハラの山本部長さんです。
左瀧社長も山本部長も絶対に忙しいと口にしないそうです。
帰りの新幹線で私の隣りの若いビジネスマンが忙しい、忙しいと…仕事の出来ない社員みたい…
今日は大移動でしたが、明日は夕方まで東京の滞在し、北斗市の本社に戻ります。暑い一日でしたよ…
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人を育み幸せを生む茅葺屋根の思想…岡山~津山市~岡山

2007年06月12日 20時00分14秒 | Weblog
戦前の日本家屋の多くは、薪をくべる囲炉裏(いろり)を中心に置いて、家族との融和をはかっておりました。
どこの家屋も家の中央付近に囲炉裏が施されており、短辺の一箇所が「横座」と言ってその家の家長(主人)が座ります。
家長は、もっぱら薪を焚く役割を果たします。
女の人は、囲炉裏の真上の天井から吊り下げられたフック金物に鍋をぶら下げて、お湯を沸かし、ご飯炊きなど、炊事を行った。
子供たちは囲炉裏(いろり)の周りに卓袱台(ちゃぶだい)を持ち込んで、囲炉裏の炎で顔を赤く染めながら談笑したり、食事をしたり、勉強をしたりした。

家族の団欒が、この囲炉裏を囲んで必然的にはかられます。
家族は、皆が集うこの囲炉裏の周りで喧嘩をし、そして仲直りの仕方を覚え、爺さん、婆さんの昔話を聞き、父親や母親から自然のうちに躾を教わり、家族が一緒になって喜んだり、悲しんだり、人として必要な社会性や人間性を育んでいたのです。
このように昔の家屋は、まさに人づくりの役割まで担っていたのです。
家庭は社会の縮図である。
家はこの自然の営みの中で人づくりまで行なってきた。
昔の家には、玄関も玄関ホールも廊下も子供部屋もありません。

家の中を開示する・・・人の心を開示する・・・
時代が変貌しました。
今、そのまま現在に再現する事は出来ないでしょう。しかし、現在の家づくりにも、この先人達が残した思想だけは生かさなければなりません。
ファースの家は、家屋内の全てのスペースに冷暖房装備をするのではなく、居間を最適な冷暖房空間にする事とで、他のスペースも適度な快適性を得られるようになっています。
先人の知恵と工夫を住宅システムとして具現化したのです。

今日は岡山県内でファースの家づくりに取り組む、販売代理店の小原産業さん、ファース工務店の野口工務店さん、建築工房蔵さんを訪問致しました。
写真は、始めて訪れましたが、津山市内の中央付近に店を構える(有)建築工房蔵の事務所で撮りました。
向って左が社長の井堀勝博さん、右が小原産業さんの課長で銅山更一さんです。
この地域はつい最近まで茅葺屋根の家屋が建っていた地域であり、その思想を大切にしている皆さん方です。

今日は終日、真夏日の岡山県でしたが、明日は京都、綾部、舞鶴そして東京へと移動を…
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美しい目の持ち主は心も純真です…北斗市~函館~東京~岡山

2007年06月11日 21時45分38秒 | Weblog
「目は口ほどにものを言う」目が言葉を発する訳ではありません。
発する言葉より、心の深層を表現していると言う事でしょう。
瞳の美しい人に悪人は居ません。
口から言葉で出るウソは、一方で目がウソだと表現しています。

私達はフランチャイズ本部として多くの工務店さんとお付き合いがあります。
私達のようなフランチャイズ方式のビジネスは、提供するハードやソフトに内容が伴っていなけば、詐欺師とさほど変らない行動をしているものです。
我々本部とクライアントの関係は、とにかく信頼をして戴いて、素直に提供ノウハウを実践して貰えるかどうかです。

そのクライアントである工務店経営者の方々の目を見ていれば、信頼の程度がとてもよく解ります。
人は例外なく、信頼している人と向き合えば目が美しくなるのです。
好きな恋人と合っている時、二人の瞳が美しく輝いているのと同じです。

暴力団員かどうかの判断がひと目で解るのは、彼らの目がいつも疑心に満ちているから。
いつ、どの方向から暴漢から襲われるかも知れない環境に身をおいているのです。
つまりは自分も隙あれば暴漢になり得る存在で在り得るからです。
また、それを取り締まる刑事も同じような目付きをしておりますが環境が同じだからです。

と言う暴力団員も信頼する人の前では美しい目になるのを私は何度も目にしてきました。
目つきの鋭い刑事さんも、家族…ことさら娘さんなどの前ではとても穏やかで美しい目になるのです。
私達は全ての人々が美しい瞳で分かち合うようになりたいものです。

写真は岡山県備前地方を訪ねファース販売代理店の㈲備前アルミ建材さんで撮りました。
向って左からオーナーで会長の元家政紀さん、娘さんの亀山尚美さん、ご主人で社長である亀山裕士さん、前の車椅子の子供さんが長男のコウヘイ君です。
元家さんご家族のコウヘイ君のを見る目がとても優しいのです。
コウヘイ君は身障者ですが、コウヘイ君を中心にして、ご家族の友愛がしっかり堅持されています。

この目の美しさを見て今日のブログとなりました。
今日の岡山は、暑い真夏の気候でしたが、明日は津山へ…
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故郷は人の心の中にあるもの…北斗市

2007年06月10日 16時08分26秒 | Weblog
NHKの大河ドラマ「風林火山」の山本勘助が、故郷を追われ、流浪の旅路の果てで感じた、「故郷」その在り方に感銘を受けました。
故郷とは、自分をひたすら愛してくれて逝った妻であり、自分が心から尊敬する城主であり、自分の思いを寄せる慕う人であったりと、決して特定の場所が故郷だけではなく、自分の心の中に潜めてる「人」の存在だと言う事です。

ダム湖の湖底深く沈んだ故郷を持つ人々も、そこで織り為った人々が故郷の背景とラップして、自分の心の中に蘇るのでしょう。
田んぼの真ん中で生まれた故郷が、開発が進んで今や膨大な商業施設になった場所もあります。逆に多くの人々で賑わった炭鉱の街は、今は廃れて当時の面影すら無くなった故郷を持つ人もいるのでしょう。

しかし故郷は、場所ではないのです。
故郷は「心に宿る人の存在だ」と言う、山本勘助の言葉が印象的です。
人には、いつでも帰れて、包容してる故郷があればこそ頑張れるのです。
都会生まれの都会育ちの方が「私に故郷が無い」と言う人もいます。しかし、故郷は場所でなく「人」なのだとしたら誰にも素晴しい故郷を持つ事が出来るのでしょう。

自分が今、ここでこのように暮らしていると言う事は、故郷が存在するからなのです。
つまり、自分を育み、慈しんでくれた人々がいるからこそ、今、自分が此処にいるのです。
我々には、いつでも受け入れてくれる「人」と言う故郷があるのです。
故郷を大切にすると言う事は、すなわち、人を大切にする事に他ならないのでしょう。

今日は日曜日、自分の執務室でコラムの執筆を行っていました。
今日の相談メールに、自分には故郷がないので、私(フクチ)の事が羨ましいと言う内容でした。
先週、日曜日のドラマを思い浮かべ、今日のブログテーマとなりました。
写真は近くの池で撮ったものですが、今日の北斗市は本当に爽やかで快適な天気です。
明日は蒸し暑い備前岡山へ…

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我々は人様からの苦情によって育てられる…北斗市

2007年06月09日 18時38分30秒 | Weblog
昨日は、このブログで人間個人の寿命に限界がある現実を書きました。しかし、例え短い寿命であっても「人の心の中」に定着するのは、企業でなく、そこに息衝く人々なのです。
人の命は短くても、関わった人々の心の中に、自分がどれだけ定着できるのか…
まさに、この世での生きる事の意義は、没後において関わった人々の心の中にどれだけの存在で遺せるか…つまりどれほどの「徳」を積めるかなのでしょう。

今日、私宛に客様から苦情を訴えるメールが届きました。
実際に多額の資金を投入して新築されたお客様は、専用部材メーカーの対応がとても事務的で無情でだったと言う内容です。
お客様がもっと使い易くするため、新しく部品を取り付けようと問い合わせをしたところ、「その商品は廃盤となったので在りません」と、たった4年前の建物です。

何とでもなる要求であったのですが「廃盤でありません」と言えば、メーカーでその事案を受けた人の仕事がそこで終了します。そのメーカーに無くとも他からいくらでも入手出来るのです。少なくとも素人のお客様なのですから、自社に無かったら他社から取り寄せるとか、他の入手法を丁寧に説明すべきだったのです。

今日は土曜日なので、メーカー担当者には連絡が取れませんでしたが、施工関係者と協議して早急に対応するための措置をとり、お客様にはお詫びのメールを送信しました。
私は、自社の社員やクライアント工務店さんの行動に不手際があれば、その責めを負う責任を背負っています。
責任を負えるものがいるからこそ、社員やクライアント工務店さんなどが頑張れるのでしょう。
メーカーで、お客様からの問い合わせに「廃盤でありません」と対応した社員は、全く仕事をしないだけでなく、大きな信頼失墜と言う損害を与えました。

私のような立場の人間は、褒められ、癒されてる機会など極めて稀なのです。
人々は其々に与えられた使命を担っているのでしょうか。
生かされて、働かされて、どやされて、蔑まされて…葛藤の毎日でも、それでも我々は生き抜いているのです。
何故?…それは、出来るだけ多くの人々の心の中に息衝く「徳」を積むためなのでしょうか。
人は人様から苦情を言われ「徳」を積める人に育つのでしょう。

今日もひとつ勉強をさせて戴きました…
写真は今日9日、さっき沈む夕日を撮りました。
本社隣の上磯中学校のプラネタリウムのドームで、その左側、夕日の真下に社屋があります。
心の中に中に焼付く夕日を見て今日のブログテーマに…明日は休日、明後日は岡山へ…
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創業は安し、継承、継続は難し…帯広~札幌~函館~北斗市

2007年06月08日 19時56分04秒 | Weblog
個人の寿命には限界があります。
個人が第一線で活躍できる期間にも当然、限界が生じてきます。
その中で日々、多大なストレスの中にいる経営者は、その寿命をエネルギーにしているようなものかも知れません。

創業者が企業を起して、経営者として存在する期間はどのくらいなのでしょうか。
自分の事を対象にして数えてみたら、私は何と40年に及びます。
家なら完全に建て替え時期を越しています。
個人の寿命は有限でも、企業の寿命は無限でなければいけません。

特に家づくりを生業にする工務店経営は、建築した家を、建主さんとともに、建主さんの生涯にわたって見守り、育て上げて行く必要があります。
そのためには、工務店機能を有したままに永遠に存続維持する必要があります。
社員に定年制を設けても会社に定年はありません。

我々、創業者は企業を創りっ放しではいけないのです。
どのように企業存続を行うためのレール引きが出来るかにかかっているのでしょう。

市場開放、行政改革で会社はたった1円で設立できます。しかし、消えて行く会社も過半数以上に及ぶと言われます。
現在、日本には500万社の企業があると言われますから、人口20名に1人が社長さんと言う事になります。
「石を投げれば社長に当たる」はホントなのですよ。

企業を創るのは成り行きと勢いで出来るものですが、維持する方がはるかに困難なのです。
それが全国に51万社も存在している工務店ですが、昨年の戸建住宅の着工数が40万棟です。
この数値からも工務店経営を持続させる事に困難さが解ると思います。
家は創ってから育てる…工務店経営も創業してからの育成、健全維持が必須です。

写真は今日8日、訪問した札幌のファース工務店、㈱北のハウスさんの本社で撮りました。
向って左から社長の大場勝己さん、ホームアドバイザーの高橋春香さん、そして右が社長のご子息でお客様担当、大場至峰(しほう)さんです。
北のハウスさんも大場社長が、若いスタッフの皆さんに少しずつ権限委譲を行っており、ご子息の至峰さんも、お父さん社長の背中をしっかりと見据えておりました。

今日の北海道は昨日と異なり、とても湿度があがり蒸し暑くなりました。
早朝の特急で札幌まで3時間、1時まで北のハウスに滞在して、飛行機で函館、北斗市本社に戻りました。
さすがに北海道は、でっかいどう!…
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漠然と過ごせば漠然と人生を終える…札幌~幕別町~帯広市

2007年06月07日 20時56分30秒 | Weblog
あなたにはどんな夢がありますか、の問いに、ただ漠然と過ごしています。と、言う答えが圧倒的に多いのです。
漠然と過ごす人生もまた人生か。でも、漠然と一生を終えます。
漠然と過すと言う事は、自然の時間の流れに逆らう事も無く、凡々と過す事でしょうか。
年齢を積み重ねながら、退化して自然にこの世から消滅してしまうような気もします。
あっちの風にも、こっちの風にもなびく人生が漠然と生きると言う事でしょう。

子供の頃から、何かの夢を持って過している人には、一種の頑固さが潜在するものです。
また頑固さがなければ描いた夢を実現できる事など出来ません。
頑固さが無くとも夢が実現出来たなら、それは最初から夢でも何でもなかったのです。
人は夢があるから生きられる…希望があるから頑張れる…
だから本当の夢は、一生かかっても完全に実現の為し得ないものなのかも知れません。

夢や希望に近づくためには、強かな頑固さを貫き通す必要があるものです。
時代が移り変わり、時代のニーズや流行も激変するものです。
人生の夢を実現に近づけるには、潮流(トレンド)を見定める必要があり、トレンドの求めに応じてダイナミックに変革を断行する必要があります。

人は生きるため、成長するために、毎日が変革と改革にチャレンジし続ける事です。
漠然とした時間を過すと言う事は、夢を実現するための活力が完全に劣化してしまいます。

今日は、気温9度、十勝の帯広市の隣町、幕別町札内のファース工務店、(有)北海技建工業さんを訪問しました。
北海技建築工業さんは、地域の零細工務店は技術が乏しいとか、情報量が少ないとかと指摘されないように、直向きな努力と勉強をしております。

写真は社長の鉾館哲治さん、右端が事務、財務を担当されている、鉾館社長のお姉さんの杉村美砂子さんと撮りました。
鉾館社長の夢は、地域住民に生涯にわたり慕われ、愛されるような工務店経営者になりたいのだと言います。
そしてその懸命な努力に感銘し、今日のブログテーマとなりました。

本州では冷房が必要ですが、北海道十勝の今日は暖房が欲しくなる肌寒さです。
明日は、札幌に戻り、夕方の飛行機で函館へ…
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死域を辿れば人生観が大きく変わる…北斗市~函館~札幌

2007年06月06日 19時52分49秒 | Weblog
人が死するギリギリのところまで瀕し、そこから蘇った事を経験する人は、世間にどれほど存在するでしょうか。
死の世界のギリギリの境界線まで言って来る事を死域に達するとでも言うのでしょう。
僧侶の厳しい修行は、まさに死域に達するまで自分を追い込んで悟りを開くのだと言う。

「身命を持って償う」とは、先般、自分の生命を代償にした大臣の遺書にあった言葉です。
死域を辿ると言う事は、身命を持って難関に立ち向いつつも、現世へ蘇る事が前提です。
人生は闘いだと言い切る人もおりますが、死域とはまさに命を賭けて闘う事なのでしょう。
「事」を完全に成し遂げるためには、死域に達するほどの「全身全霊」をかけて取り組まなければなりません。

ベテランの経営者で成功を収めている方の多くが、この死域を経験していると言います。
死域とは、立ちはだかった大きな困難の壁を取り払うため、無我夢中で闘い続け、自分が生きているのか、死んでいるのかも判断出来ないような修羅場に達した事なのです。
死域を突破出来ずに、現世から本当に消え去る人もいます。
人をまとめ、無いものを生み出し、多大な社会貢献をするには、死域に達するくらいの壮絶な闘いが必要なのでしょう。

病気を患って死域に達した経営者も、その復帰後の人生観が全く異なったものになります。
つまり、死域に達すると言う事は、もう一回、人が生まれ変わる事なのでしょう。
死域に達する以前は思いも寄らなかった、思い切った行動が出来るようになります。
以前は考えもつかなかったアイデアが創造され、それが具現化出来るようになります。

写真は今日6日、久々に訪問した札幌の㈱サンケイ・リードの社屋の前で撮りました。
私の隣の女性は、サンケイ・グループの代表取締役社長で渡邊啓子さんです。
渡邊社長は数年前に大病を患って、まさに死域に達した経験をお持ちです。
私は渡邊さんと長いお付き合いなので大病を患う前とその後を知っていますが、若い人や関係者を心情で包み込む包容力が数倍にも膨らんでいます。
全身から穏やかなオーラが発しています。

私の左隣が、分社したサンケイ建匠㈱に若くして社長に抜擢された、湯浅岳雄さん、左端が設計担当の妻野貴幸さん、右端がお客様担当の入山俊也さんです。
この若い経営者に注ぎ込む愛情は、渡邊社長の死域に達した経験が織り成しているのでしょう。
悪天候の予報でしたが大きく外れ、とても良い天気でした。
明日は帯広に移動を…
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お金は生きた使い方を望んでいます…東京~函館~北斗市

2007年06月05日 19時04分25秒 | Weblog
お金は腐るものではありません。
誰もが一円でも多くのお金を欲しがっているのでしょう。
企業経営でのお金は、生き物の血液のようなもので、無くなれば直ぐにでも頓死です。
企業経営とは、どんなに立派な理屈を並べても所詮、お金を集める行為なのです。

株主も、お金をどうにかしたいから株を持ちます。
経営者も、理想を掲げて目的を果たすにはお金が必要です。
社員も自分の将来設計や家族を守るためにも、お金が必要です。
多くの人々は、お金さえあれば、少なくとも今より幸福になれると思っているのです。

お金で「心まで買える」と言った新興企業の社長がお金でつまずき逮捕される。
「金儲けは悪いのか」と開き直ったファンド投資会社の社長も証券取引法違反で逮捕です。
逮捕されるような罪を犯さなくとも、合法な金儲けはいくらでも存在します。
下請けの支払いを手形で支払って、別子会社でその手形を高利で割り引いて金儲けする土建会社が実際におりました。
ファース本部も金儲けだけを考えたら手法は、様々な選択肢があります。
倫理観を捨てた金儲け…しかし、これは魂をお金で売るのと同じです。

お金は、人々が生きた使い方をしてくれる事を望んでいます。
お金は、死んで墓場に持って行っても何の役にも立ちません。
お金は、人のために使うとその何倍ものが徳(品性とか恩恵)として帰ってきます。
お金は、常に徳を積む使い方を望んでいるのです。

今日5日北斗市内に建築するファースの家の契約式を行ないました。
写真は、建主さんの小林勝彰さんです。
小林さんは、一昨年にご子息さんがファースの家を建築され、その冬の暖かさを体験され、お金の生きた使い方をしようと建築を決断されたと言います。

家づくりの動機は千差万別ですが、生きたお金の使用法を熟慮して決断された小林さんのような建主さんを絶対に裏切る事は出来ません。
全国ファースユーザーも皆同じです。
梅雨気配の東京から北斗市に戻り、明日は札幌へ…
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穢れとは自らの心情にあるもの…北斗市~函館~東京

2007年06月04日 21時15分03秒 | Weblog
他人を傷つけ、他人を落とし入れ、身を取り崩し、ドロドロに穢れてゆく。
ひとつの過ちをきっかけに、谷間を転げ落ちるように身を汚してしまう場合がある。
家族や仲間の不手際を境に、その不手際がまるで自分の犯した犯罪のような報いを受ける事がある。
人生はままならないのです。

我々、世の中に存在する全ての人誰もが最初は、穢れを知らない純真無垢でありました。
しだいに生きるための知恵をつけて行く事になります。
嫌でも人生競争に巻き込まれて行くのです。
知恵は人様に良い影響を与えるもの、悪知恵と言われる人様に迷惑をかけるものもがある。
生きるための知恵は我々をしだいに自分を穢して行くのでしょうか。

法律を犯す行為の全てが自分を穢していると思う人は居ないと思います。
今日も会社から飛行場への道々、制限速度40kmのところを44kmで走行していました。
明らかに道路交通法を違反ですが、前のパトカーも同じスピードで走っていました。
法定速度を1kmオーバーして反則金を課され、許容の範囲であるとする当事者と裁判になった事があります。結果は有罪、1kmであろうと違反は違反なのです。

このような事例は交通に限らず山積しています。人を穢さずして自分が穢れる事はない。
また他人によって穢されるものではない。
自らの心情のみによって汚され、穢されるのではないでしょうか。
今日、イベントの主役二人の、穢れの知らない大物政治家のスピーチを聞いて実感!今日のブログテーマとなりました。

今日は川口より子元外務大臣のパーティーに参加して、前首相の小泉さんと30センチの真後ろの来賓席に着席しました。小泉前首相は、このパーティーが総理を辞めて始めての政治活動だと言う事ですが、とてもパワフルで爽やかさに全く変わりがありませんでした。
川口より子さんも、その小泉さんが推挙した方とあって外務大臣を辞めた後も、環境行政に賭ける執念すら覚えました。

第一線の要職を退いた方々によく見られる、脱力的な感じはお二人には全くありません。
川口さんは懸命に環境関連の立法とその執行手法に奔走されております。また、小泉さんも再登場いつでも可能と言う感じさえ受けました。
全く穢れを知らないお二人でした。

写真は、今日4日、赤坂プリンスホテルの会場出口で、川口より子先生と撮りました。
我々ファースグループの良き理解者である川口先生を大いに励まして参りました。
明日は梅雨模様の蒸し暑い東京から北斗市に戻り、ファースの家の契約式に立会いを…
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川口順子(より子)参議院議員からのメッセージ

2007年06月03日 18時27分35秒 | Weblog
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元環境大臣・元外務大臣・川口順子(より子)議員よりのメッセージ

人は一生涯にいったい幾つの家に住むのでしょう。
都市の住人か地方に住む人か、転勤のある仕事かそうではないかなど、生活のスタイルによって、きっと答えはまちまちでしょう。
私は、父がサラリーマンの転勤族で、そのうえ私も夫も転勤のある仕事でしたから、数えてみると今までに約20の家やアパートに住んだことになります。
どちらかといえば多いほうでしょうか。物心がついた後住んだそれぞれの家には、思い出とともに、トイレが明るかったらとか、湿気が少なかったらとか、境の壁が厚かったらなど、ここがこうだったら良いなという強烈な思いがあります。

どの人にとっても、家ほど大きな思い入れをもって買うものはないでしょう。
一生に一度の買い物、あるいは一生に一度建てるもの。だから品質の良いものを買いたい。自分が求める性能を持ったものを買いたい。健康に良いものを買いたい。環境にやさしいものを買いたい。そして安いのがよいなど、さまざまな希望があります。
そういった人々の思いに応えてか、最近の家の性能や品質の向上は目をみはるばかりです。
私が特にうれしいのは、環境にやさしい家が増えたこと。これは、消費者一人ひとりの環境が大事だという気持ちが高まっているということでもありますし、また、設計者や施工者がそれに応える気持ちと技術を持っているということです。

地球温暖化が進んでいることが皮膚感覚で感じられる今日この頃、断熱性の良いことや気密性の良いことは省エネにつながり、環境にやさしい性能です。
私は参議院議員になってから、環境配慮契約法という議員立法に取り組み、現在開会中の国会で成立をさせていただきました。
この法律の目玉は、国等が、単に価格だけではなく、環境に良いかどうかという視点で購入契約ができるようにしたことです。
庁舎の新築についても設計料が安いからということではなく、環境に良い技術が含まれているかどうかを見て決定できる。省エネのための改修工事についても契約の期間を今まで5年とされていたのを10年まで延長することができ、結果的により大きな工事、大きな省エネ効果を持つ工事をすることを可能にしました。

安かろう悪かろうではなく、人々が望む質を備えているかどうかが、これからもっともっと大事にされなければならないと思います。
家庭は国の基本。そして家は家庭の基盤。日本を、「良い家」という素晴らしい社会の財産を持つ国に皆でしたいと思います。    川口より子



 上記のコラムは、川口先生から私宛に届いたものです。
 私は、今年の2月に朝日新聞の紙面対談で家づくりと環境問題をテーマーに意見交換をさせて戴きました。
 川口先生は、官僚時代から特に環境問題、少子化問題などに的を絞って政治活動を展開して来た国会議員です。
 地道に活動を続ける我々、ファースグループですが、現在の自然環境を鑑みますと、官民一体になっての活動が不可欠となるでしょう。
 私の知る限り、政治家の中では、川口先生が環境問題に最も精通し、我々の地道な活動にも大きく理解して戴いている先生です。
 ファースグループの皆様も、こぞって川口先生を励まして参りましょう。
                                                ファース本部代表 福地脩悦


人生の成り行きは天命なのか…東京~函館~北斗市

2007年06月02日 17時57分26秒 | Weblog
自分が思い描た通りの人生とは、程遠い道程を進んでいるのではないか思う時がある。
健康で元気に過ごしたいと思っていても、無情にも病魔に侵される事がある。
平和な明るい家庭を望んでいても、家族の離婚や家族が重い病に伏せる事もある。

堅実な生活を望んで選んだサラリーマンだったが、勤めていた会社が、瞬く間に経営危機におこたり倒産してしまう場合もある。
時代を先取りした企画を打ち立て、金融機関など誰からも太鼓判を押され、上場企業を目指していた創業経営者が、取引先の債権焦げ付きで一転、資金繰りに奔走する。

人生の成り行きは天命なのか…
一昨日は、自分が乗っている飛行機が突然、雷雨の中で雷光に襲われて着陸出来ない場面がありました。
雷雨の中で他の飛行機と空中衝突だって在り得ない事でもないのです。
どんなに精進し、努力しても、生まれた時点で決められた天命に従いざるを得ないのか。

自分の描いた夢を成就させるには、ひとりだけの努力では絶対に実現できません。
数十センチの桜の苗木を土を掘って植え、その桜の苗木が樹に育って行きます。
自分は植えただけ…自然の摂理と言うのでしょうか、大地から栄養分と水分を吸収し、太陽と風雨からも恵みを受け、やがて桜の花を咲かすように成長します。

生物それぞれに、存在する意義と摂理があるのでは。
草花も、樹木も、昆虫も、野獣も、家畜も、そして最も厄介な人間も…
多くの人間の中で、地球を愛し、自然を愛し、草花を愛し、動物を愛し、国土を愛し、人間を愛し、家族を愛し、そして自分自身を愛せる人間はどれほど居るのであろうか。

ここにいる一人の自分の出来る事…それは極めて限られています。
しかし、自然を愛し、人間を愛し、そして関わる人々が幸せになれる事を念じる事は、誰にでも出来る事。
それは即ち自分自身の幸福を確立するためなの行動なのでしょう。

写真は昨日、訪問した和歌山県上富田町のファース工務店、八村工務店さんで撮りました。
向って右から八村工務店、代表ご子息のお客様担当、八村満さん、代表の八村修二さん、私の隣りが創業間もない販売代理店の門脇建窓の代表、門脇和彦さんです。
八村さんは、叩き上げの大工さん経営者。八村さんの視点で見る家づくりは、語り尽くせない哲学的な要素が潜在しているように思えます。もっと意見交換がしたかった…

和歌山県の鈴建さんも、八村工務店さんも世代交代への準備期間となります。
創業者の神通力での経営から、後継者での理詰めでの経営にシフトして行きます。
双方とも立派な後継者に恵まれていました。これもまた天命なのでしょうか…

今日2日は、綺麗に晴れ上がり、快適なフライトでした。
執務室から見える函館山の紫色陰影は、薄いブルーの背景の中に佇んでいます。
明日は休養がとれそう…しかし、月曜の早朝便でまた東京へ…
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先駆者の葛藤がある…東京~関西空港~和歌山~田辺~南紀白浜空港~東京

2007年06月01日 21時56分16秒 | Weblog
発明王エジソンの作り出した電灯、蓄音機などの技術が、現在の最新技術の礎になっている事は誰もが認めるところでしょう。誰かが知恵と工夫を編み出すと、その仕組みが様々な人々の知恵と工夫が加わって加速度的に進化するものです。

コンピューター産業などは、誕生してから30年程度しかありませんが、超加速度的に進化をして参りました。コンピューターの出現はまさに産業革命となりました。30年前にポケットに入るタバコ箱のような小さな電話で、移動しながら日本全国、何処へでも通話出来るようなるとは誰も予想しなかったでしょう。万人の知恵と工夫が加わるからです。

私は、樹脂のスプレー発泡で住宅の断熱と気密性能を技術の構築をするまでに、20年の歳月がかかりました。日本で始めて公的な認定を取得したのが平成5年でしたが、そのスプレー発泡の手法は全国へ瞬く間に広がって行きました。この発泡手法の開発過程で、一気に超気密層が造られる事から21年前、これも日本で始めてのノンガス、ノンオイルの全電化住宅をつくりあげました。いまやオール電化住宅は一般的になりました。

あるものを見て評価したり批判したりするのは簡単です。しかし、中身を吟味せずに表面の情報だけで痛烈な批評をする人々も多くおります。私も多くのバッシングや批評を受けてきました。同じ批評でも、心から敬服するものも多くあります。また全く心外な批評を行う人は、ものづくりの過程や現場の状況、その後の情報を知らない人達ばかりです。
先駆者は、世に出したものに対する多くの批評を糧にしながらも葛藤の末に、ものづくりや新しい市場開発に邁進しています。この根気は目指す大望があるからでしょう。

写真は和歌山市のファース工務店の㈱鈴建さんを訪問し、社屋前の庭で撮りました。
私の隣から社長のご子息で統括部長の鈴木善仁さん、社長の鈴木栄一さん、奥様で常務の鈴木和美さんです。鈴建さんも、社長の栄一さんが多くの困難を乗り越え、独自な手法で工務店を創り上げました。家づくりにかける鈴木社長の執念を垣間見る事が出来ます。
その過程とビジョンと執念の中に次世代工務店経営の真髄が見えてくるでしょう。

今日は早朝便で関西空港へ移動し、午前中に和歌山市の鈴建さんを訪問、午後から田辺市の隣町、上富田町のファース工務店さんを訪問後、最終便で初めて利用する南紀白浜空港から羽田空港ホテルに戻りました。
かなりの移動距離でしたが、今日も多くの方々との出会いと感動に感謝!
明日は北斗市本社に…
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