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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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川口順子(より子)参議院議員からのメッセージ

2007年06月03日 18時27分35秒 | Weblog
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元環境大臣・元外務大臣・川口順子(より子)議員よりのメッセージ

人は一生涯にいったい幾つの家に住むのでしょう。
都市の住人か地方に住む人か、転勤のある仕事かそうではないかなど、生活のスタイルによって、きっと答えはまちまちでしょう。
私は、父がサラリーマンの転勤族で、そのうえ私も夫も転勤のある仕事でしたから、数えてみると今までに約20の家やアパートに住んだことになります。
どちらかといえば多いほうでしょうか。物心がついた後住んだそれぞれの家には、思い出とともに、トイレが明るかったらとか、湿気が少なかったらとか、境の壁が厚かったらなど、ここがこうだったら良いなという強烈な思いがあります。

どの人にとっても、家ほど大きな思い入れをもって買うものはないでしょう。
一生に一度の買い物、あるいは一生に一度建てるもの。だから品質の良いものを買いたい。自分が求める性能を持ったものを買いたい。健康に良いものを買いたい。環境にやさしいものを買いたい。そして安いのがよいなど、さまざまな希望があります。
そういった人々の思いに応えてか、最近の家の性能や品質の向上は目をみはるばかりです。
私が特にうれしいのは、環境にやさしい家が増えたこと。これは、消費者一人ひとりの環境が大事だという気持ちが高まっているということでもありますし、また、設計者や施工者がそれに応える気持ちと技術を持っているということです。

地球温暖化が進んでいることが皮膚感覚で感じられる今日この頃、断熱性の良いことや気密性の良いことは省エネにつながり、環境にやさしい性能です。
私は参議院議員になってから、環境配慮契約法という議員立法に取り組み、現在開会中の国会で成立をさせていただきました。
この法律の目玉は、国等が、単に価格だけではなく、環境に良いかどうかという視点で購入契約ができるようにしたことです。
庁舎の新築についても設計料が安いからということではなく、環境に良い技術が含まれているかどうかを見て決定できる。省エネのための改修工事についても契約の期間を今まで5年とされていたのを10年まで延長することができ、結果的により大きな工事、大きな省エネ効果を持つ工事をすることを可能にしました。

安かろう悪かろうではなく、人々が望む質を備えているかどうかが、これからもっともっと大事にされなければならないと思います。
家庭は国の基本。そして家は家庭の基盤。日本を、「良い家」という素晴らしい社会の財産を持つ国に皆でしたいと思います。    川口より子



 上記のコラムは、川口先生から私宛に届いたものです。
 私は、今年の2月に朝日新聞の紙面対談で家づくりと環境問題をテーマーに意見交換をさせて戴きました。
 川口先生は、官僚時代から特に環境問題、少子化問題などに的を絞って政治活動を展開して来た国会議員です。
 地道に活動を続ける我々、ファースグループですが、現在の自然環境を鑑みますと、官民一体になっての活動が不可欠となるでしょう。
 私の知る限り、政治家の中では、川口先生が環境問題に最も精通し、我々の地道な活動にも大きく理解して戴いている先生です。
 ファースグループの皆様も、こぞって川口先生を励まして参りましょう。
                                                ファース本部代表 福地脩悦