毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

潮流を冷静に見れば先が読める…熊本~東京~札幌

2007年06月28日 21時35分18秒 | Weblog
時代の潮流(トレンド)をしっかりと意識で見てみると、来るべき時代のニーズがおぼろげながら見えてくるものです。
流行とはブーム、一過性で一時的なものなのです。
潮流とは時代の流れなのですから、正確に様子を見極めれば先を見る事も出来るのです。

大変に手前味噌ですが、昭和60年代当初、私は日本で始めてノンガス、ノンオイル、今で言うオール電化専用工法の住宅を日本で始めて誕生させました。
今でこそオール電化住宅を知らない人など存在しませんが、当時は、贅沢なエネルギーの使用法だと厳しいバッシングを受けたものです。
電気を使用すると言う事は、その3倍以上のエネルギーを既に使っているのです。

この貴重で高価なエネルギーで暖房したり、お湯をつくるなどとはもっての外だと言うのがバッシングの理由です。
その通りなのですが家の気密性を高くすれば、どんなに換気量を多くしてもガスが燃えないのです。空気が入らないから出て行かないのです。
暖かい家をつくるには、断熱材の厚さを増すより、隙間の無い気密性能を上げた方がはるかに効果的です。
気密を高めればオール電化になりざるを得ない必然的な理由なのです。

この電気も上手に使用しますと石油やガスよりも合理的で省エネで経済的に使用できます。
単に使用機器を全部、電化にしたただのオール電化と、家の性能が理由でしたものとではその中身が大きく異なります。
この事を何処まで解ってオール電化にしているのか…
生火を使用せず、水蒸気の出さないオール電化住宅は、少子高齢化の時代に向かい、今後、更に普及が進む事でしょう。

しかし、オール電化住宅は深夜帯の余剰設備を活用する事で発電効率が向上するために、安価な電力料金が設定できます。しかし、深夜電力がやたらと増えると深夜の余剰設備が余剰でなくなるのです。家の性能を吟味して、エネルギー消費の少ない家にしかオール電化を進められない時代が必ずやってくるのです。

写真は今日、熊本から東京に移動して行った「オール電化住宅セミナー」に参加された受講者の方々と撮りました。
3時間の研修タイムでオール電化住宅の推移と今後を皆で勉強しました。

今日は熊本よりの早朝便で移動して東京セミナーを行い、ナイトフライトで北海道の札幌に入りました。
日本列島も狭くなったのでしょうか…札幌の夜は寒いくらいですよ。
明日は札幌セミナーを…
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は
Blog Entry ランキングへ投票