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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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創業は安し、継承、継続は難し…帯広~札幌~函館~北斗市

2007年06月08日 19時56分04秒 | Weblog
個人の寿命には限界があります。
個人が第一線で活躍できる期間にも当然、限界が生じてきます。
その中で日々、多大なストレスの中にいる経営者は、その寿命をエネルギーにしているようなものかも知れません。

創業者が企業を起して、経営者として存在する期間はどのくらいなのでしょうか。
自分の事を対象にして数えてみたら、私は何と40年に及びます。
家なら完全に建て替え時期を越しています。
個人の寿命は有限でも、企業の寿命は無限でなければいけません。

特に家づくりを生業にする工務店経営は、建築した家を、建主さんとともに、建主さんの生涯にわたって見守り、育て上げて行く必要があります。
そのためには、工務店機能を有したままに永遠に存続維持する必要があります。
社員に定年制を設けても会社に定年はありません。

我々、創業者は企業を創りっ放しではいけないのです。
どのように企業存続を行うためのレール引きが出来るかにかかっているのでしょう。

市場開放、行政改革で会社はたった1円で設立できます。しかし、消えて行く会社も過半数以上に及ぶと言われます。
現在、日本には500万社の企業があると言われますから、人口20名に1人が社長さんと言う事になります。
「石を投げれば社長に当たる」はホントなのですよ。

企業を創るのは成り行きと勢いで出来るものですが、維持する方がはるかに困難なのです。
それが全国に51万社も存在している工務店ですが、昨年の戸建住宅の着工数が40万棟です。
この数値からも工務店経営を持続させる事に困難さが解ると思います。
家は創ってから育てる…工務店経営も創業してからの育成、健全維持が必須です。

写真は今日8日、訪問した札幌のファース工務店、㈱北のハウスさんの本社で撮りました。
向って左から社長の大場勝己さん、ホームアドバイザーの高橋春香さん、そして右が社長のご子息でお客様担当、大場至峰(しほう)さんです。
北のハウスさんも大場社長が、若いスタッフの皆さんに少しずつ権限委譲を行っており、ご子息の至峰さんも、お父さん社長の背中をしっかりと見据えておりました。

今日の北海道は昨日と異なり、とても湿度があがり蒸し暑くなりました。
早朝の特急で札幌まで3時間、1時まで北のハウスに滞在して、飛行機で函館、北斗市本社に戻りました。
さすがに北海道は、でっかいどう!…
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