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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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事業継承の時は必ず来る…篠ノ井~松代町~坂城町~長野

2007年06月21日 20時40分17秒 | Weblog
企業は永遠なりと言いますが、たとえ個人の会社であったとしても、会社は、期間を経るとともに会社としての人格(法人格)が確立して参ります。
たったひとり…自分ひとりの責任で果たせた事業も会社になれば、会社としての自分と異なる人格を形成して行き、自分ひとりでは自由にならなくなるものです。

会社も自分の子供と同じようなもので、目を離した隙に自分の思わぬ方向に向いてしまう場合があります。それをいつまでも自分の思うがままに方向性をコントロールしていたら、会社にいつまでも人格が形成できずに、自分と一緒に没してしまう結果となります。
企業経営者は、常に事業継続の使命を担い、その義務を背負っていると言う事でしょう。

人の身体は、年々、体力が減退して行き、いずれ企業経営からも離脱する時が必ずやってきます。人の身体が劣化すると同時に、前年業務をそのまま継承する企業もまた確実に体力劣化するものです。企業は個人と異なり、適切な事業改革を断行する事で、企業継続の年期が大きいほど、経営資産、経営資源も大きくなるのです。
経営改革、業務改革こそが資産増加のキーワードです。

この事業の継承や権限委譲も企業によっては大きな壁になる場合があります。
自分が上手に行って来た従来の手法を、頑なに押し付けようとすると摩擦が生じます。かと言って経験の少ない未知数の後継者に、新しい手法を委ねるにはいささか不安が伴います。
権限委譲どころか改革に対して大きな抵抗勢力になり、衰退する企業も多く在ります。

スムーズな事業継承は、事業主が時間をかけながら後継者を信頼しつつ、継承を粛々と行うべきです。当然、後継者は、現在までの苦労や苦しみを労りつつ、尊敬しながら事業本質の教えを受ける事が必要です。
写真は長野市松代町のファース工務店、小山木材株式会社を訪問して撮りました。
隣りが社長の小山弘行さん、後ろがご子息で専務の小山正晃さんです。

小山木材さんは、小山社長が育てた会社さんで純正和風の高級住宅を手掛ける、地域内でトップの企業規模を誇る工務店です。小山社長のご苦労は並ではなかったと思われますが、業界再編成の過渡期にあたり、専務への継承時期を意識しておられました。
小山社長さん親子は、肉親である事を尊重しながらの事業継承に頭が下がる思いです。
今日は松代町の小山木材さん、篠ノ井の中村住建さん、坂城町の長野工営さんの三社を訪問し、其々の特徴ある工務店経営の姿を勉強させられました。明日は東京へ…
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