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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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日本の経済を支える零細企業…鹿児島

2007年02月15日 22時23分01秒 | Weblog
狭い日本そんなに急いで何処へ行く…
私も含め、創業経営者は気短で、せっかちで、直ぐに結論を求めたがり、移動時も早足でせかせかした感じの方が多いのです。
何故か?…時間が少ないから…創業者は何もないところから事業を興すのです。ビジョンを持ち、それを具現化させ、稼動するように操作し、利益を生むように仕組むのです。

創業者の一日はあっと言う間に過ぎ去ります。
お金をつくる。仕事をつくる。人をつくる。事業を組み立てる。組織を構築する。
この仕事をしようと思えば本当に時間が足りないのです。
自分ひとりでは回らなくなり、人を雇い会社が形成されて行くのでしょう。

どんな会社でも起業は最初の一人から次第に大きくなって行くのでしょう。
この起業時は経営危機などの事など微塵たりとも考えません。
大きなビジョンに向かってひたすら突っ走っているようなものです。
気がついたら組織的な会社になっておりました…
企業経営は理屈ではなく現況をどのように切り拓いて行くかにかかっているだと思います。

地域の小さな企業(工務店も含む)経営者の殆どが、自分の個人資産を担保に入れて資金繰りなどを行っております。自分の企業が破綻すれば個人資産まで没収されて無一文です。

創業者は自分の会社の状況が肌で感じているもので、数値に弱くても雰囲気の感触でほぼ掌握しているものです。
経営学と実際の企業経営は次元が異なると言っていいでしょう。

自分の会社が破綻状況にもかかわらず、飲み歩く経営者もおります。これは既に末期状態なった会社の経営者ですが二代目以降の経営者に見られます。
創業者は自分でつくった企業の息遣いなどを感触でサーチし、血眼になって再起のための法則を探索し続けるものです。

このような企業が日本の企業全体の90%もしめており、まさに日本経済はこのような零細企業によって支えられているのです。
社会的スポットを浴びる事も無く、行政の恩恵も受ける事も無く、社会を底辺から支えているのが我々零細企業なのでしょう。

今日は鹿児島周辺の地域密着の工務店経営者対象の経営者セミナーで3時間講演を行いました。真剣に耳を傾ける参加者の姿に感心します。
苦境の住宅業界の中で強かに健闘する工務店経営者ですが、必ず次世代を担う工務店経営者になる事でしょう。

写真は主催した三協立山アルミ、営業サポート部、理事の橋本久志さんですが、セミナー講演後に撮りました。
橋本さんはこのような直向きな工務店経営者などを支援、指導する部署の責任者で、わざわざ大阪から駆け付けて下さいました。
明日は福岡に移動して講演…
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