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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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大学卒と中卒者とのコラボレーション…北斗市

2007年02月19日 19時32分51秒 | Weblog
東京大学の入試に合格する生徒の中学時代は、クラスや学年で常にトップクラス、そして秀才ばかりが集る進学高校でも当然ながらトップクラスに位置していなくてはなりません。まさに小中学、高校は神童と言われるような生徒ばかりです。
この東大を卒業すると将来設計の選択肢が大幅に増えるのでしょうか…
逆に私のように中学校しか出ていない者は選択肢が狭いのでしょうか…

東大のようなエリート大学を卒業すると下手な職場や職業に就く事が極めて難しくなります。
少なくとも地下足袋を履いて仕事をする肉体労働者になる人はいないでしょう。
工員などの手作業を行うブルーカラーにもならないでしょう。
東大を出たのだからプライドが…と言う観念が自分自身も周りの人達も持つからです。

高校はともかく、中学しか出ていない私のような者を公務員として採用してくれません。
しかし、20年前までは会社を興す起業者が、その中学しか出ていないものの割合が高校、大学卒を上回った時期が続きました。公務員にもなれず、大きな企業も採用されず、肉体労働者で働くか、自分で企業を興すかのどちかの選択肢しか残されていなかったからです。

学問、知識をどんなに身に付けても、その学問や知識をどのように仕事に活かせるのかが大きな要素となります。
大学、大学院で学びに学者になって様々な分野で研究活動を行ったり、学問を広める人々も必要です。
しかし、経営学者は偉大な経営者になれないとも…
経営には市場の雰囲気を肌で感ずる事の出来る勘、そして感性が重要です。
経営を学問で知りすぎると、理論や数値が先行し「勘」で経営を読む事はタブーとします。

特に家づくりの業界では、住む人の感性も、木を刻む大工さんも、多くの協力業者さんも、全て現場から情報を発信しています。この現場の情報源にいる人達の中に東大卒が存在していたとは聞いた事がありません。
そのような人は情報を管理する立場なのでしょうか…
現場の知らない人々に現場から上がってくる情報を理に適う分析、管理が出来ると思いません。

家づくりの現場では、家の不具合に悩むユーザーさん、元請の傲慢さに泣かされる協力業者さん、価格を叩かれるメーカーさん…そして建主さんの喜ぶ笑顔や工務店さんの満足そうな充実感なども混在しているのです。

写真は今日、当社のハウジング事業部を訪れた中卒でタイル業を営む㈲水島興業の水島秀之社長と大学卒で函館の大手建材店、㈱高橋建材店の飯山哲浩課長です。大卒、中卒コンビが何とも調和が取れていて…
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