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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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鈍感と鈍感力は180度異なるもの…北斗市~函館~東京

2007年02月27日 20時39分50秒 | Weblog
小泉前首相が安倍総理に鈍感力を働かせるべきと提言を行ったと言います。
ただの鈍感とは周辺の環境を観察する能力もなく、関わる人々の思いや心情を察する事もも出来ない、無神経、無能者にほかなりません。だいたい仕事の出来ない人は、ほぼ鈍感であると言えるかも知れません。
人は鈍感になってはいけません。

渡辺淳一の本を読んだ訳でありませんが、鈍感力と鈍感は正反対で、鈍感力とは人一倍、敏感である事が前提だと思われます。その敏感さ故に起こり得る様々なプレッシャーを、反力として活用出来る包容力と寛容性のある事がその前提だと私は思うのです。人は一人では生きられませんが、個々の思いだけで物事を進めたがる習性を持っているようです。

人間の個性や感性はその全てが異なり、その全部が感性の異なる人間どうしで社会を構成しています。それに利害が絡めば強く反発する人も出てくる事でしょう。人間は人間である前に動物なのだから…
野生動物の世界で鈍感では生存して行く事など出来ないでしょう。
常に敏感であり続ける事です。人間も生存競争の厳しい世界です。故に敏感でなければ生きて行けないのです。しかし、その敏感さをそのまま行動に移すと思わぬアクシデントに見舞われります。つまり鈍感力とは備わった敏感さを寛容する大きさの事だと思われます。

周辺の情報を冷静にそして正確に分析しつつ、その情報の何処をどのように生きるために活用するのか…その冷静さはともすれば冷酷さとも写る事でしょう。
万人の意見を聞いて万人の思い通りに事を運ぶ事などは絶対に出来ません。
人は敏感でありつつも、鈍感を装う事がどれほど出来るかが鈍感力なのでしょう。

私は家づくりにおける抜本的な改革を行うべき活動を行っております。
同業者にとっては、はた迷惑に思う方々も多くおります。
私も様々なバッシングを受けていますが、鈍感力が必要です。まだまだ充分ではありませんが…

写真は今日、弊社ファース本部の智専務と、研究開発室の岩山係長の遣り取りを見ていて思わず撮ったものです。
この二人、普段は敏感そうにも見えるのでが、話のテーマが大問題なのにも関わらず、平然と冷静で…何処まで寛容なのか、はたまま鈍感なのか…

今日も穏やかな一日でした。その北海道を飛び立ちこのブログは東京のホテルで更新です。
明日は東京特別研修会の最終日で講義をします。
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