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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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経営をしなければ経営破綻もしない…北斗市

2007年02月20日 17時28分00秒 | Weblog
去年の8月30日に書いたブログにサオ竹屋と小規模工務店は経営破綻をしないものだと記述しました。
最初から経営などしていないから経営破綻もしないのです。

誰もが一度は聞いた事がある「サオダケ~~~…」小さな軽四輪に拡声器を付けて叫んで歩くサオ竹屋さんの独特の売り声です。だれもがあの売り声を聞いた事があるのですが、実際にあのサオ竹屋さんからサオ竹を買った人がいるのでしょうか…自分はもとより買っている光景を目にした人も本当に少ないと思います。でも何故、潰れないのか…

日本全国、どこのサオ竹屋さんも、バタバタと発動機みたいなエンジン音を響かせ、3万円程度で買ったと思われる軽四輪に、キンキンと声が割れるスピカーを取り付けて走り回ります。中にはサオ竹をスーパーで買うのが面倒なのでスピーカーの音を聞いてその気になって、道路に出たら既にはるか向こうへ…サオ竹屋で経営を成立させようとしていません。

それでも潰れないのは経営のための投資もせず経費もかけていないからです。
もとから投資はもとより経費をかけるべき財源がないからです。
またサオ竹はホームセンターで数百円程度で売っている商品で投資や経費をかけてまで行う商売でもありません。

それでもサオ竹屋が存在するのは、長いサオ竹を店から家まで買って運ぶ事を面倒がる人が少数ですが存在し、一日20本も売れれば採算が合うと言います。
遊んでいるなら一回りしてくるか…これは経営をしている事になりません。

昔の棟梁による家づくりも、このサオ竹屋によく似ており、経営をしておりませんでした。
昔の大工棟梁は、大工仕事だけでなく基礎から建具、屋根、左官までの全てを指揮して今の工務店と全く同じ仕事をしておりました。しかし、建主さんから戴いたお金の範囲で職人や材料費を支払うので資金繰りの必要がありませんでした。

我々ファース・グループの工務店も、昔の棟梁方式の良い点だけを採用した小規模工務店経営で、大きさでなく建主さん、と地域住民の信頼保持と財務内容充実に勉めています。
実際にファース加盟工務店で潰れるところが無いのです。

写真は今日、ファース本部本社を訪問してくれた帝国データバンク、札幌支店の山下浩さん(左)と同じく函館支店の中野架津洋さん(右)と弊社の智専務(左端)と撮りました。
帝国データバンクは企業倒産の時に倒産情報ばかりを提供する企業のように思いますが、潰れそうな企業ばかりを調査しているのでなく、飛躍する企業、老舗の企業、ユニークな企業などの情報も多くもっています。
我々、ファース本部とも連携した新しいビジネスモデルも創れそう…

さて今夜はこれから倫理法人会の会合に出てきます。
明日から札幌、そして山形での全国大会への移動を…
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